リケジョｎｅｏ（189）西部ガス・佐藤茉悠さん

経験重ね横のつながり大事に

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　（総合１から続く）熊本大学工学部で化学を専攻し、触媒を用いて農薬成分を電気で抽出する研究をしていました。大学４年の時に熊本地震を経験。ライフラインの重要性をあらためて意識するようになり、インフラ業界を目指しました。最初の配属先が、現在の所属部署です。人と接する仕事が向いていると思い、営業を志望しました。産業用ガス設備は顧客ごとに異なる上、新技術も導入するので、配属６年目ですが今も新たな刺激をもらいます。設備には化学の知識も必要で、大学で学んだことを生かしています。

　産業向けの営業活動は長いスパンになることも多々あります。３月に燃料転換をしたお客さまは、入社１年目から担当する企業です。関東の本社へ説明に伺うなど時間をかけた案件が実りました。尊敬できる先輩のまねをして、顧客視点で提案できるように日々がんばっています。

　お客さまと話す中で聞く、エネルギー以外の困り事も解決できるようになりたいです。いろいろな部署で経験を重ねて視野と横のつながりを広げることで、事業開発部門などでも力を発揮していくことがキャリア上の目標です。

　西部ガスは“人がいい”会社です。性別に関係なく大きな仕事を任せてもらえますし、自分の意見を上司にもしっかり伝えられます。風通しが良すぎるくらいですね。産休や育休といった福利厚生でも、先輩方が男女ともしっかり制度を活用して職場に復帰される姿を見せてくれています。ライフイベントを経て働くことにも不安はありません。

　お酒と料理が好きなので、自宅で夫とビールで晩酌して仕事の疲れを癒やしています。結婚式を終えたばかりで、時間的な余裕ができたので、キャンプに行こうと準備を進めているところです。（文・写真＝西部・三苫能徳）

◇西部ガス　営業本部広域産業エネルギー開発部　佐藤茉悠（さとう・まゆ）さん