第65回十大新製品賞・喜びの声

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  歓談する受賞者ら

２０２２年「十大新製品賞」では、モノづくりの発展や日本の国際競争力の強化に役立つ１３製品が受賞した。受賞企業の喜びの声を紹介する。（総合１参照）

増田賞

ＪＲ東海副社長・森厚人氏

「増田賞」の影響力ある製品群に加えていただき光栄。本件は東海道新幹線の安全安定輸送を保つための光ファイバー検知システムで、約１０年かけ整備していく。当社はリニア中央新幹線の施工に取り組んでおり、技術的挑戦を続けたい。

プロテリアル会長・西山光秋氏

新たな船出のときに栄誉にあずかり、大変勇気付けられる。本件では実用化までＪＲ東海様と数えきれないほどの試験や検証を繰り返してきた。２０３０年度の全線敷設に向けて重要性を再認識しており、非常に気の引き締まる思いだ。

本賞

ＳＭＣ取締役執行役員技術本部長・土居義忠氏

受賞製品はエアの流量・圧力・温度を測定するセンサーと無線技術により、生産設備の待機状態を検知、エアシステムを自動コントロールし、工場全体の省エアと二酸化炭素（ＣＯ２）排出削減に大きく貢献する。受賞を励みに引き続き研究開発にまい進したい。

オークマ社長・家城淳氏

お客さまの課題解決に結び付く新しいコンセプトを常に考えた結果、その対応のためのソリューションを機械に内蔵するものを開発した。それが受賞につながったのは、プレッシャーを受けていた開発者にとっても大事なこと。本賞をいただけたことは非常に光栄だ。

川崎重工業ロボットディビジョン産機ロボット総括部総括部長・吉桑栄二氏

評価いただき光栄だ。「Ｖａｍｂｏ」は、人に代わりコンテナから荷降ろしを行う。自動化による労働力不足の解消や作業の効率化のため、今後も次々にロボットを活用したソリューションを提供していく。

島津製作所航空機器事業部長・山本晋氏

名誉ある賞を頂き、光栄に思う。洋上風力を代表とする海洋開発業務において、水中光無線通信は「海中の見える化」を実現する重要技術だ。本技術を通じて、地球環境の保全に寄与し、カーボンニュートラルに貢献していきたい。

ソディック最高執行責任者（ＣＯＯ）・圷祐次氏

受賞製品は世界初のワイヤ回転機構を搭載し、ワイヤ消費量に加え消費電力の削減も実現した。脱炭素社会に向けた特長が評価されたと思う。今後も研鑽を重ね、お客さまの「モノづくり」に貢献し、喜んでもらえる製品を生み出していく。

ダイヘン常務執行役員ＦＡロボット事業部長・金子健太郎氏

歴史ある名誉な賞を頂き大変光栄に思う。本製品はロボット導入の障壁となる教示作業の煩わしさを大幅に削減できる今までにない画期的な製品だ。この賞を励みに今後もお客さまの課題解決に貢献できる製品開発に努めたい。

日立製作所執行役常務最高技術責任者（ＣＴＯ）・鈴木教洋氏

日立パワーソリューションズ社長・安藤次男氏　名誉ある賞を頂き大変光栄に感じている。日立グループは半導体デバイスなどの高密度実装化に対応し、欠陥検出画像を高画質化する技術の開発に注力してきた。品質検査精度と生産性の向上に役立て頂くことで、スマート社会の実現に貢献していきたい。

ファナック社長・山口賢治氏

「Ｍ―１０００ｉＡ」は１トンの高可搬ながらコンパクトかつ広い動作範囲を持つロボットで、力強いスマートなデザインにも注力した。大型の建材や鋳物に加え、今後成長が見込まれるＥＶ用バッテリーなど、幅広い分野で重量物搬送の自動化に貢献したい。

三菱電機産業メカトロニクス製作所長・田中貴久氏

受賞製品は、当社独自機構の金属ワイヤを供給材料に使う金属３Ｄプリンターだ。除去加工から付加加工への転換という製造技術の革新を通じ、省材料・低消費電力といった環境負荷低減の側面から持続可能な社会の実現に貢献する。

安川電機上席執行役員インバータ事業部長・山田達哉氏

大変光栄に思う。創業以来１００年にわたり培ってきたモーター技術の活用により、高効率と小型化を両立できた。お客さま設備の生産性・省エネを飛躍的に向上させ、脱炭素化実現に向けお客さまと共にチャレンジする。

日本力（にっぽんぶらんど）賞

オルガノ常務執行役員機能商品本部長・久木﨑誠氏

当社が長年培ってきた分離精製技術を極め、さらにはユーザービリティーを追求し、業界初となるワンタッチカートリッジを実現した。今後も“ｍａｄｅ　ｉｎ　Ｊａｐａｎ”にこだわり、世界に向けて価値ある製品を供給していく。

モノづくり賞

不二越ロボット事業部長・中村成利氏

名誉ある賞をいただき大変光栄だ。「ＭＺ―Ｆシリーズ」と「ＣＦＤｑ」は、お客さまの生産ラインの省スペース化とサイクルタイム改善を実現する。今後もお客さまの困りごとを新商品で解決し、生産現場の自動化・合理化に貢献する。