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(2023/2/27 05:00)
辛さの先の成長見据え
(総合1から続く)高校2年生の頃栄養学に関心を抱き、管理栄養士の資格を取得できる国立大学を目指して文系から理系に転向しました。自由と自立を求めて宮崎県延岡市の親元を離れ、奈良女子大学の生活環境学部食物栄養学科に入学しました。授業は栄養学や化学、統計学など専門性が高く、実験や実習続きの日々で辛かったです。
管理栄養士の資格を取得しましたが就職活動では将来性の高いIT業界を目指し当社へ入社しました。当時は大学生活を否定しなければならず苦しかったですが、生きる上で必要な知識を学んだ4年は無駄ではなかったと思えるようになりました。
2009年の入社以来、営業一筋です。新人の頃から“誰でもできることを誰よりもやる”を心がけています。生みの苦しみで辛いこともありますが、結果や成長がその先にあると思えば踏ん張れます。東京での営業に加え、22年の夏からは大阪の営業責任者を兼任し、週の半分を東京、残りを大阪といった具合に2拠点生活を送っています。
約半年前に大阪の統括部長に打診されたことは青天のへきれきでした。子どもも幼く決断には時間がかかりましたが、最後は家族に背中を押されました。今後の目標は責任者として成果を出せるようにジャンプアップすることです。関西で継続的に利益を伸ばせるようにストックビジネスを拡大したいです。また7人の部下から学ぶことも多く、メンバーの成長に喜びを感じています。
将来は経営者になりたいです。数年前の幹部研修を通じて現実的に考えるようになりました。また父が新聞販売店や飲食店を経営していることも少なからず影響しているかもしれません。
週末は子どもにいろいろな経験をさせたく音楽や映画観賞、美術館巡りなどで感性を高めています。(文=高島里沙、写真=森住貴弘)
◇営業技術本部広域営業統括部 統括部長 山本優奈(やまもと・ゆうな)さん
(2023/2/27 05:00)