(2023/3/10 05:00)
9日開いた「第33回読者が選ぶネーミング大賞」(日刊工業新聞社主催)の表彰式とその後開いた祝賀会では、受賞企業から喜びの声が聞こえた。コロナ禍で中断していた祝賀会は4年ぶりに開催され、受賞したネーミングの生みの親らが参加。情報交換しながらネーミングを含めたマーケティング戦略の重要性を再認識していた。(総合1参照)
祝賀会であいさつしたアイ・ティー・ケーの岩田勝美会長は「バイクのターンシグナル消し忘れ防止機器『わすれターン』を会場に持ち込む際、社員から『会長、持って行くのを忘れてターンしないでよ』と声をかけられた。今日は楽しくお祝いしたい」と駄洒落を交えて会場を沸かせた。
乾杯の音頭をとった井口機工製作所の井口威佐美社長は「6年前に会場に来た時に良い事を聞いた。『年に一つ新製品を作らないと同賞にノミネートできない』と。頑張ってきたが、最近は少し息切れ気味」と述べ、場を盛り上げた。
日産自動車で日本マーケティング本部チーフマーケティングマネージャーを務める柳信秀氏は「軽自動車は日本にしかない規格のため“桜”を連想させる『日産サクラ』となった。今までありそうでなかった。公募で募ったが、最後まで女性役員の押しがあった」と、ネーミング誕生の秘話を述べた。
日本生命保険で商品開発部商品サービス担当部長を務める家田恭介氏は「名前に親しみが湧きやすく、読者にも届きやすかった」と終始笑顔。サンデン・リテールシステムでコールドチェーン事業部長を務める須藤敏夫氏は「ネーミングは社内で公募した。擬人化することで親しみやすく覚えてもらいやすくなった」と語った。
NMCの湯田仁代表取締役は「選んで頂いた読者の皆さまに御礼したい」。ソディックの倉貴博氏は「本当にうれしく思う」と喜びをかみしめた。
(2023/3/10 05:00)
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