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(2023/5/9 05:00)
日刊工業新聞社が10日に発売する月刊誌「機械設計」6月号は、「基礎から見直す 製造現場を見据えた安全設計の考え方と実務展開」を特集する。七つの解説記事で構成。製造現場の視点による安全の考え方から安全設計の要点、陥りやすい失敗事例、実務的アプローチ方法、また安全教育のあり方などを幅広く紹介する。
九州工業大学の堀田源治教授が、労働災害の多くが機械の保全作業中に発生していることを踏まえて、「安全設計の落とし穴」と題し、自らの失敗実例をもとに、保全性と安全性のバランスのとれた設計の重要性について言及する。
また日本認証は労働災害の発生を防ぐために、機械の持つリスクについて、社内の設計者と使用者、メーカー内の設計者間、メーカーとユーザーなど、関係者間で情報交換するリスクコミュニケーションの必要性を論じる。
そのほか、機械の安全運用に向けた非破壊検査技術の基礎、システム安全の考え方に基づく製造現場での合理的な防爆対策なども紹介する。
(2023/5/9 05:00)