第33回西日本食品産業創造展 現場ルポ（下）人手不足改善に貢献

調理・製造の生産性高める

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  タニコーの「オンデマンドフライヤー」は調理中に付く必要がない

「第３３回西日本食品産業創造展」では２日目の２５日も、人手不足など食ビジネスの課題解決に貢献する装置が披露された。

タニコー（東京都品川区）は、９月に発売予定の「オンデマンドフライヤー」を紹介。コロッケなどの油調理中、マイクロ波照射で食材を外、中から加熱する。調理中に担当人員が付く必要がない。

七洋製作所（福岡県宇美町）は、カステラの焼きムラをなくすため、業務用オーブンにセンサーを取り付けて対応するノウハウを提案した。菓子用冷凍生地も提供するだけに、内山素行社長は「菓子店の業務効率改善を下支えしたい」と話す。

レオン自動機は和・洋菓子や中華と幅広く対応できる包あん機などを紹介。杉山博福岡営業所長は「省力化と生産性向上の両立が可能」と力を込める。東京食品機械（東京都中央区）はベーコンやソーセージを自動で正確に切り分けるスライサーなどを展示した。

同展は北九州市小倉北区の西日本総合展示場新館で２６日まで。（北九州）