(2023/7/18 05:00)
飲食店に活気が戻ってきた。ビール類販売は業務用の回復が顕著で、樽(たる)・瓶容器の出荷が大きく伸びている。
コロナによる酒類提供規制が解かれ、5月には感染症法上の2類相当から5類に引き下げられた。夜の街に人が繰り出し、帰りの通勤電車はコロナ前と同じ混雑だ。
ただ1―6月のビール類全体の国内販売は前年並み。つまり「家飲み」が「外飲み」に変わったということ。そのあおりでアルミニウム缶材は出荷減が続いている。同様に「巣ごもり需要」に対応を進めた食品などのネット通販は、このところ注文が減ってきていると耳にする。
これらの明暗は生活に関わるもので、背景にはうなずける。では、仕事関連はどうか。急速に普及したテレワークはウェブ会議の需要を生み、オフィス需要にまで影響が及んだが、今後はどうなるか。テレワークを定着させる企業、リアルに復す企業とさまざまだろう。
日本気象協会のホームページには各地のビール指数が載っている。ビールが飲みたくなる度合いを、天気や気温などのデータから計算したもので、飲食店には日々の需要を読む参考になる。テレワークについては、ウェブ会議システム会社の業績を見てみるか。
(2023/7/18 05:00)
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