フジムラ製作所、溶接ロボ稼働 AIで教示作業を自動化

(2023/7/24 05:00)

  • ロボットアーム先端のカメラでワークの形状を認識し、自動で教示作業を行う

【さいたま】フジムラ製作所(埼玉県川口市、藤村智広社長)は、ロボットに動きを覚えさせる教示作業を人工知能(AI)で自動化した溶接ロボットシステムを「第三溶接組立工場」(同市)で稼働した。投資額は2000万―3000万円。加工対象物(ワーク)の形状が変わる度に技術者が教示する必要がなく、少量多品種生産に適用しやすい。

溶接技術の平準化のほか、比較的容易な溶接を自動化することで熟練溶接工が難易度の高い仕事に集中できるようにするのが狙い。

同システムはファナックの協働ロボットとダイヘンのTIG(タングステン不活性ガス)溶接機などで構成。リンクウィズ(浜松市東区)に開発を委託した。ワークサイズは長さ550ミリ×幅700ミリ×高さ550ミリメートル。ロボットアーム搭載のカメラがワークの形状を認識し、自動で教示作業を行った上で溶接する。

今後は作業指示書のバーコードを読み込み、自動で形状データを認識し、加工できるシステムとする。リンクウィズと連携してAI学習を行い、年内には容易な溶接の大部分に適用できる見込み。

(2023/7/24 05:00)

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