NXHD、社長に堀切智氏 7年ぶり交代

(2023/11/16 17:00)

  • 握手する堀切次期社長(右)と斎藤社長

NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は16日、堀切智副社長(63)が2024年1月1日付で社長に昇格する人事を発表した。社長交代は7年ぶり。37年に海外比率50%を目指す長期ビジョン達成に向け、新体制で変革を加速する。斎藤充社長(69)は代表権のある会長に就き、渡辺健二会長(73)は代表権のない取締役に退く。

16日都内で開いた会見で、堀切氏は「長期ビジョンの達成に道筋をつけたい」と意気込みを語った。円安の逆風下だが、欧米の物流大手と競うためM&A(合併・買収)を継続する。まず大型買収となる欧州物流大手のカーゴ・パートナー(オーストリア)とのシナジー創出に注力する。

堀切氏は米国駐在や国内2支店で支店長を務め、経営計画の策定にも携わった。斎藤社長は「バランスが良く、目標達成に最適な人物」と評価する。

NXHDは斎藤社長時代に、海外M&Aや事業ポートフォリオ変革、持ち株会社化、ロゴマーク変更などを行い、会社を大きく変えた。一方で、「日本通運もNXも強みは変わらない。グローバルネットワークとそれを支える人材だ」(堀切氏)と強調。力を合わせて、変革を推進する。

【略歴】堀切智氏(ほりきり・さとし)83年(昭58)東大法卒、同年日本通運入社。15年執行役員、17年取締役執行役員、18年取締役常務執行役員、19年取締役専務執行役員、20年副社長。22年NXHD副社長。23年日本通運社長。鹿児島県出身。

(2023/11/16 17:00)

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