(2024/3/18 17:00)
18日の東京株式市場で日経平均株価が大幅反発し、終値は前日比1032円80銭高の3万9740円44銭だった。日銀のマイナス金利解除への観測が強まり、投資家間に安心感が広がった。さらに為替が円安を維持し、輸出関連株を押し上げた。
日銀は18―19日の金融政策決定会合でマイナス金利を解除するかなどを議論する。株高について、野村証券の神谷和男ストラテジストは「これまで金融政策正常化への警戒感から下げる動きがあったが、円安により会合結果を待たずに警戒が解かれた」と分析する。市場が予測していた円高進行が1ドル=149円前後で円安に振れ、自動車関連株などが上昇した。
15日の米国株式市場は主要3指数が続落しハイテク株が軟調だった。19―20日(現地時間)の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)は政策変更しないとの見方が強い。利下げ先延ばしの市場観測が米株を押し下げた一方、米金利高止まりを見込んでドル高・円安が進んだ。
日本株の展望について神谷氏は「予想を上回る春闘の集計結果が公表され、日本のデフレ完全脱却が見え始めている。人工知能(AI)への期待が再燃すれば上昇する可能性はある」とみる。
(2024/3/18 17:00)
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