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(2024/4/22 05:00)
顧客の声聞き短期で開発
(総合1から続く)小学生の頃から微分積分に興味を持ったりと、数学のことを考えるのが好きで、理系科目が得意でした。立命館大学では情報理工学を専攻しました。「システムと人がどうコミュニケーションを取るか」ということを学びました。現金自動預払機(ATM)の操作画面などシステムのユーザーインターフェース(UI)について、年齢などを問わず使いやすくするユニバーサルデザインをテーマにしていました。
自動車用品を手がける東海理化がこれから新規ビジネスに力を入れていくと知り、自分も携わってみたいと思い入社しました。現在は非対面でレンタカーの検索から予約、貸し出し、返却まで完結できるスマートフォン用アプリケーション「Uqey(ユーキー)」のUIやユーザーエクスペリエンス(UX)のデザインや新機能の開発に関わっていて、大学で学んだことも生かされています。
従来はメールで送っていたサービスの「お知らせ」をアプリ内で見やすく表示するなど改善に取り組みました。新規事業ではユーザーの意見を反映しながら短期で開発していくことができます。「手間がなくなった」などの声をいただけることもあり、うれしかったです。
またビッグデータも開発に活用しています。例えば、ユーザーがアプリを開いても使わずに終わってしまうという傾向がある場合、アプリ起動時に機能の紹介を入れて次の行動に誘導したりなど、サービスの展開方法やUI・UXの改良につなげていくこともできると思います。
インドア派で、休日は家でゆっくり過ごすことが多いです。お菓子作りをしたり読書をしてリフレッシュしています。(文・写真=増田晴香)
◇東海理化 ニュービジネス開発部 Uqey事業室 事業推進グループ 南平悠里(なんぺい・ゆうり)さん
(2024/4/22 05:00)