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(2024/6/3 05:00)
対話心がけ難題乗り切る
(総合1から続く)金沢工業大学でスパッタリングによる薄膜の成膜条件と構造について研究しました。研究でプラズマ装置を扱っていたため、就職活動の中でサムコに興味を持ちました。面接で緊張せず話せたため、雰囲気が合うのではと思い、入社を決めました。研究とサムコの装置では成膜の方式が異なりますが、装置の構造や操作への理解、生じた現象やサンプル状態への考察に大学で学んだことが生きています。
入社2年目の終わりから3年目にかけ、還元能力と扱えるウエハーサイズの向上を目指したアクアプラズマ処理装置の改良に携わりました。「もうこんな仕事ができるんだ」と驚きました。改良着手から社内発表、展示会出展と最初から最後まで携わることができ、印象に残っています。
仕事ではコミュニケーションを大切にしています。納入した装置のトラブル対応では、早く原因を調査し、見つける必要があります。状況に応じて上司や他部署の人と情報共有し、似たような経験がないかを伺います。相談の際は現状を正確に理解するよう努めるとともに、どこまで理解できているか、自分がどう考えているか、どうしたら良いと思うか、相手に分かるように会話することを心がけています。そうすることで、効率的に仕事ができると考えています。
サムコは女性社員が少ないですが、全員が対等に接してくれる会社だと思います。技術や知識に関してまだ不足を感じることが多いので、引き続き学んでいきたいです。
プライベートは友人と遊びに行くこともありますが、一人でドライブや散歩をして、自然の多いところに行きます。予定がない日も川沿いを散歩したり、1度は外に出ています。(文=京都・友広志保、写真=田山浩一)
◇サムコ 新規事業統括部 妻屋円(つまや・まどか)さん
(2024/6/3 05:00)