クボタが技能競技会 216人参加、14種目で腕振るう

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  出場者が製作した砂型への注湯作業

クボタは６日、恩加島事業センター（大阪市大正区）で、人材育成などを目的とした「第１３回クボタグループ技能競技会」を開幕した。同日は鋳物競技を行い、日本とタイの５拠点の鋳物工場から予選を勝ち抜いた１０人の出場者が腕を競った。

出場者は指定された課題を元に、１時間３０分の制限時間内で上・中・下の三つの砂型を製作し、それらを組み付けて一つの鋳型を作った。製作品の外観や寸法精度を競うほか、競技中は数メートル四方の枠内で作業し、作業中の姿勢や工具の整理整頓なども審査対象となる。競技を見守った渡部猛雄人事部長は、「競技を通じて各工場で人材育成の風土の醸成につなげたい」とした。

技能競技会は６、８日の２日間で同センターを含む３拠点で旋盤やエンジン整備、溶接、フォークリフト操作など１４種目の競技を実施する予定。８日に鋳物以外の競技を行う。出場者は海外から過去最高の７５人を含む計２１６人が参加する。