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(2024/11/4 05:00)
AGV、他社に負けない
(総合1から続く)北海道出身で、苫小牧工業高等専門学校に進学しました。DIY(日曜大工)や料理、服作りが趣味の母の影響で、物心ついた頃からモノづくりが身近で、好きでした。モノづくりに関わる知識を身に付けたく、高専へ進学しました。家から学校までは70キロメートルほど離れていましたが、家から通いました。広い北海道でもまれな長距離通学だったと思います。電気電子工学を専攻し、卒業研究では車いすを誘導するロボットを製作しました。とても楽しい思い出です。
村田機械を知ったきっかけは、インターンシップ(就業体験)です。10日間で好きなロボットを作るという内容が面白そうで興味を引かれ、本社のある京都で開催されるのも魅力的でした。インターンシップが楽しかったのもありますが、高専本科卒でも開発・設計職に就ける実績があったことが決め手となり、入社を志望しました。
現在、FA(工場自動化)機器を展開するL&A事業部で、無人搬送車(AGV)のソフトウエア設計に携わっています。メイン機種「Premex XIO(プレメックス・ジオ)」が主な担当です。お客さまによってAGVの使い方や搬送物などが異なるため、要望に応じて設計します。製品を納入すれば終わりではなく、現場へ導入後のサポートも重要な仕事です。入社5年目となり、担当案件も増えて大変ですが、周囲がチャレンジを後押ししてくれる職場なので、やりがいを持って仕事に取り組めています。
AGVを手がける競合が増えており、今後も他社に負けない製品を作っていきたいです。そのためにも、幅広いAGV製品のソフト設計に携わりたいと思っています。
中学・高専時代はバドミントン部で、今も週2―3回のペースでしています。たまに大会にも出場しています。(文・写真=京都総局・小野太雅)
◇村田機械犬山事業所 L&A事業部 技術部 中村咲月(なかむら・さつき)さん
(2024/11/4 05:00)