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(2018/3/13)
カテゴリ:調査レポート
リリース発行企業:マンパワーグループ株式会社
日本の雇用意欲は、前四半期に引き続きこの10年で最も好調な値を記録
総合人材サービスのマンパワーグループ株式会社(本社・神奈川県横浜市、代表取締役社長:池田 匡弥、以下マンパワーグループ)は、2018年第2四半期(4-6月期)における企業の雇用計画を尋ねた「マンパワーグループ雇用予測調査」の結果を3月13日付で発表します。調査結果は「2018年4-6月において、貴社または貴機関の雇用計画(契約社員、派遣社員等を含む)は今期(2018年1-3月)と比べてどのような変化がありますか?」という質問に基づいています。尚、本調査はマンパワーグループが四半期ごとに世界44ヵ国・地域で行っている世界で最も広範囲にわたる事前調査です。
今回行った調査では、東京・大阪・名古屋の企業1,101社から回答を得ました。その結果、季節調整後の純雇用予測は24%、前四半期比、前年同期比いずれにおいても、企業の雇用活動は安定して推移しています。また、マンパワーグループ雇用予測調査は、地域別(東京、大阪、名古屋)で調査を行うと共に、業種別(7業種*)での調査も行っておいります。地域別の純雇用予測は、名古屋が+22%と前四半期比でマイナス6ポイント、前年同期比ではマイナス7ポイントと変化がありましたが、大阪・東京は、ともに+23%で、前四半期比では安定推移しています。
(図 1-1、1-2、2-1 参照)
業種別で見ると、7業種全てにおいて来四半期に向け増員を予定していることがわかります。前四半期比では3業種で増加、前年同期比では4業種で増加しています。雇用意欲が最も高い「鉱工業・建設」の純雇用予測は+36%となっています。「運輸・公益」は+35%、「サービス」の純雇用予測は+26%、「製造」が+23%、「卸・小売」は+22%、「金融・保険・不動産」の純雇用予測は+17%、「公共・教育」の純雇用予測は+8%で、前四半期同様、最も慎重な値となっています。
*純雇用予測: 調査結果のうち「増員する」と回答した企業数の割合(%)から「減員する」と回答した企業数の割合(%)を引いた値。
*季節調整値: 月々の変動の癖(季節的要因)を除去したことを推計した値で、調査開始から3年以上経っている国で適用しています。日本では2006年第3四半期から適用しており、全て季節調整値をもとにした分析値を指標にしています。
*7業種:「金融・保険・不動産」「製造」「鉱工業・建設」「公共・教育」「サービス」「運輸・公益」「卸・小売」
【 調査結果 】2018年第2四半期(2018年4-6月期)
純雇用予測は24%と、前四半期比・前年同期比のいずれにおいても安定推移
2018年第2四半期の純雇用予測(季節調整後)は、前四半期比同ポイント・前年同期比1ポイント増の24%となりました。全体の内訳は、1,101社からの回答のうち従業員を「増員する」と回答した企業が33%、「減員する」との回答は、3%、「変化なし」が36%でした。全体的な雇用意欲は引き続き高止まり傾向であることがわかります。
【地域別では東京・大阪・名古屋、3地域ともに増員を予定】
地域別の純雇用予測(季節調整後)は、3地域全てにおいてプラスの値となりました。東京・大阪の純雇用予測は+23%、名古屋は+22%です。(図2-1参照)
【業種別では7業種全てにおいて来四半期に向け増員傾向】
業種別の純雇用予測(季節調整後)は、7業種全てにおいてプラスの値となっています。雇用意欲が最も高いのは「鉱工業・建設」で+36%、続けて「運輸・公益」の+35%とそれぞれ好調な値となっています。「サービス」は+26%で健全な雇用の増加が見込まれています。 「製造」は+23%、「卸・小売」 では+22%となりました。 「金融・保険・不動産」では+17%と安定した雇用が見込まれます。雇用意欲が最も低いのは前四半期同様「公共・教育」で、純雇用予測は+8%となりました。 (図3-1参照)
【調査概要】
調査時期 : 2018年1月17日~1月31日
調査対象 :東京・大阪・名古屋の次の7業種における企業の人事部門長
(1) 金融・保険・不動産、(2) 製造、(3) 鉱工業・建設、
(4) 公共・教育(役所、学校関係)、(5) サービス(情報処理、ソフトウェア、娯楽など)、
(6) 運輸・公益、(7) 卸・小売
質問内容 :「2018年4-6月において、貴社または貴機関の雇用計画(契約社員、派遣社員などを含む)は今期(2018年1-3月)と比べてどのような変化がありますか?」
調査方法 :次のいずれかの方法で回答を収集。
(1) 電話による聞き取り (2) 電子メールによるアンケート
有効回答数:日本国内1,101社、世界44カ国・地域では約59,000の公的機関・民間企業
誤差の範囲:調査国、地域、及び世界レベルでのデータ全体に関して、誤差の範囲は±3.9%以内です。
調査の歴史:50年以上の歴史をもつ当調査は、世界で最も信頼されている雇用予測調査の一つです。1962年に米国およびカナダで開始し、2003年には、日本を含む世界13ヵ国・地域が調査に参加することとなりました。その後も、参加国は増え続け、現在では44ヵ国・地域で調査が行われています。
調査結果詳細: https://www.manpowergroup.jp/company/r_center/img/MEOS_2018_Q2.pdf
※次回のマンパワーグループ雇用予測調査(2018年第3四半期)の結果発表は、2018年6月の予定です。
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