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(2018/7/26)
カテゴリ:その他
リリース発行企業:公益財団法人日本ユニセフ協会
今後に備え、監視システムの強化必要
【2018年7月24日 キンシャサ(コンゴ民主共和国)発】
コンゴ民主共和国政府は本日、エボラ出血熱の終息を宣言しました。北西部の赤道州でエボラ出血熱の集団発生が発表されてから11週間。ユニセフ(国連児童基金)は、保健省の調整のもと協働して感染拡大予防対策に取り組んだことが、成果を上げる要因になったと賞賛しました。
5月8日にビコロ(Bikoro)保健区でエボラが集団発生した直後から、コンゴ民主共和国のユニセフ・チームは、子どもの保護に焦点を当てた、感染拡大予防対策を迅速に開始しました。保健省、世界保健機関(WHO)などのパートナー団体と協力しながら、ユニセフは感染拡大を防ぐ活動として、情報提供やコミュニティを動員する啓発活動、水の供給および衛生管理の推進、また感染の影響を受ける家族に対する心理社会的ケアの提供を中心に行いました。
「コンゴ民主共和国政府の調整のもと、すべてのパートナー団体が協力できたことで、私たちはコミュニティを巻き込み、病気の感染拡大を抑えるために必要な行動や習慣を適応させることに成功しました」とユニセフ・コンゴ民主共和国事務所代表であるジャンフランコ・ロティグリアーノは述べました。「しかし、私たちは監視システムを強化して、今後のエボラの集団発生に備え続けなければなりません。地域での新たな流行を防ぐためには、情報提供とコミュニティの積極的関与が必要不可欠なのです」
エボラ出血熱の緊急支援のために、ユニセフは1,000万米ドル近くを確保するとともに、米国政府、日本政府、カナダ政府、世界銀行、国連、EU、CERFやGAVIを含む多くのドナーからも資金提供を受けました。
コンゴ民主共和国における今回のエボラ出血熱の集団発生は、1976年に初めてウイルスが発見されて以来9度目となります。
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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )
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