【加温するだけ】 試験管内でデオキシリボ核酸(DNA)を増幅させるのはポリメラーゼ連鎖反応法(PCR)という技術であり、今や、この技術なしには分子生物学は成り立...

その結果、世界に誇る「NMR立体構造解析パイプライン」の機能と、これまで理研研究者が培ってきたノウハウを活用して施設の共用化を進め、わが国の今後のライフサイエンス研究のステップアップに貢献していくこと...

【天然にはない機能】 研究ユニットでは、オリジナルDNAを創っている。つまり、化学合成反応を使って天然にはない機能を組み込んだ人工DNAを日々創り出している。例えば、これらオリジナルDNAのい...

【医療現場に還元】 すべての人に効く万能薬はない。同じ薬を飲んでも、効く人・効かない人、または副作用が起こる人など、薬の効き方には個人差があることは昔からよく知られている。このような薬の効果の...

02年、理研遺伝子多型研究センター(中村祐輔センター長、現ゲノム医科学研究センター)は、この全ゲノム関連解析(GWAS)を世界で最初に成功させた。GWASの技術で、心筋...

【自在かつ高速】 電波(マイクロ波・ミリ波)と光波(赤外線)の間に存在するテラヘルツ波領域は、周波数開拓の歴史上、技術開発が大幅に遅れた領域である。このため、テ...

【人体に無害】 電波と光波の中間の周波数に位置するテラヘルツ(THz)光は、電波の様にさまざまなものを透過する性質と、光の様にレンズで小さい領域に集光するという性質の両方を兼ね...

【第2の透視法】 周波数が1テラヘルツ(10の12乗ヘルツ)程度の電磁波である「テラヘルツ光」は、プラスチックや紙などをよく透過する。近年、テラヘルツ光の光源と検出器の開発が進...

【宝の山】 遺伝子組み換え技術の飛躍的な進歩によって、細胞レベルから個体レベルでの遺伝子組み換え体の作製が可能となり、これまでに世界中で多数の遺伝子組み換えマウスが作出されてきた。これら特定の...

【遺伝子改変マウス】 現代の生命科学は、多様なバイオリソース(生物遺伝資源)を駆使し、包括的に生命を理解する段階へと進んできている。例えば、既に一万余の遺伝子改変マウスが作製さ...

【付加価値を向上】 我が国では、08年度から理研バイオリソースセンターに「日本マウスクリニック」を開設し、SOPの整備や解析基盤の国際連携のもと、当研究チームが国内ユーザーの作製した突然変異マ...

【遺伝子工学生かす】 世界中のライフサイエンス研究を支えるのがバイオリソース(生物遺伝資源)であり、その充実と発展を保証するのがバイオリソース基盤技術である。当センターでは動物...

理研ゲノム科学総合研究センターにおいても99年から変異マウスの開発を大規模に展開し、その過程で1万匹のENU変異系統を凍結精子バンクとして整備した。... カナダのグループの依頼を受け、アーカイブ1万...

現在、理研が開発したロボットシステム「TERA」(理研播磨研究所が開発したたんぱく質の結晶化サンプル画像を自動取得するシステム)への実装を検討している。

【偽装問題など増加】 知的財産立国に向けた知的財産戦略大綱が策定され、各方面で施行される中で、植物分野では農林水産省が日本の優れた農林水産物を知的財産とし、その権利化と積極的な保護・活用を推進...

「久羅下」は古事記冒頭にも記され、大型クラゲの被害地域は、出雲文化地域と重なっているが、古代のように新産業と富を地域に創る「新たな国生み」を願い、理研ブランド、日本ブランドの新物質を「クニウムチン」と...

さらに、研究者が望むフラーレン誘導体をカスタムメイドで製造する理研ベンチャー企業(FLOX)を設立するなど、フラーレンを利用した技術開発の拡大にも積極的に取り組んでいる。

同時にこの手法を、水圏のマイクロバイアル・ループやフードウェブのような系に応用するために理研のさまざまな研究者と共同で取り組みたいと思っている。

【省力・効率化両立】 研究技術開発室では、第3世代放射光施設SPring―8の「理研構造ゲノムビームラインI&II」において、構造解析の迅速化を目指し、人手に代わって試料を自動交換する...

【不断な動き】 顕微鏡を使って生物の基本単位である細胞を眺めていると、絶えずもやもやと何かが動いていることに気づく。止まっているものを見ると直感的に“死”を連想する一方で、この不断な動きほど生...