安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」で、成長戦略を実行するエンジン役は経済界である。企業が成長戦略の主役なのは、産業活動を通じて新産業と雇用を生み、国内に資金を投下するからに他ならない。 そ...

与党が安定的な政権基盤を確立した今だからこそ、やらねばならないことがある。経済成長とバランスをとりながら財政健全化に道筋をつけることだ。 財政再建は国民と危機感を共有しながら進めることが重要。

上場会社に対する国際会計基準(IFRS)の適用拡大に向けた議論が今秋にも始まる。欧州やアジアで適用が広がるIFRSだが、世界の会計基準をリードする米国が判断を先送りしており、日本は現時...

洋上風力発電の需要が全世界で高まっている。発電容量は2012年実績で554万キロワット、20年には現行比で10倍近くに拡大する見通しだ。発電容量ベースでは英国などの欧州勢が先行する。

景気回復へのカウントダウンが始まった。政府は23日発表した7月の月例経済報告の総括判断を「自律的回復に向けた動きもみられる」とし、3カ月連続で上方修正した。総括判断に「回復」の二文字が盛り込まれるのは...

参院選が大方の予想通り与党の大勝に終わった。この結果は安倍晋三政権が推し進める経済政策「アベノミクス」が信任されたことを意味する。ただ、経済が再生されたわけではない。

産業観光は企業の工場や歴史的な建築物を巡り、製造工程や企業の概要、成り立ちを学ぶ、いわば“オトナの社会見学”だ。大型のテーマパークなどでは味わえない学ぶ旅であり、老若男女を問わず静かなブームになってい...

アジア新興国の経済が米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に振り回されている。バーナンキ議長が量的金融緩和の縮小に言及したのがきっかけ。新興国では資金流出が加速しており、景気への悪影...

企業には新たな市場の創出が求められている。特にグローバル企業は市場環境が激変する中、ライバル企業との競争だけでなく、顧客や社会の課題解決に目を向けることで新市場の開拓を可能にする。企業の本業を通じて社...

例年よりも早めにやってきた全国的な猛暑で、電力需要はうなぎ上り。今年は電力需給がそれほどひっ迫していないため、過去2年の夏とは異なり、厳しい節電は強いられていない。ただ、その必要性が薄れたわけではなく...

国産の新型ロケット「イプシロン」が8月22日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる。効率性を重視した設計思想をもとに開発された小型固体ロケットだ。国内の小型衛星(超小型衛星を含む&...

経済産業省は「消費インテリジェンスに関する懇談会」の報告書をまとめた。ビッグデータの活用による新たなマーケティングの重要性を説くとともに、メーカーが販売価格を指定できない独占禁止法の運用指針を見直し、...

川崎重工業と三井造船の統合破談は、わが国造船業界の厳しい現実を浮き彫りにした。それ以上に深刻な状況に直面しているのが、これら重工各社を頂点とする防衛産業だ。これまで防衛装備品の開発、生産、運用、改修を...

7月21日投開票の参院選を控え、正社員だが勤務地や職務が限定される「限定正社員制度」の導入に向けた論戦が活発化している。安倍晋三首相が雇用対策として限定社員の制度化を打ち出した。 安倍首相は「...

パナソニックの新型テレビについて民放各社がCM放送を拒否していることが話題になっている。新型テレビとはインターネットと接続してネットのコンテンツなどがみられる「スマートテレビ」。しかしCMを拒否してい...

安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」で円高、株安は是正された。次に期待するのは実体経済の浮揚だ。そのカギとなるのは製造業の設備投資だが、為替の好転にもかかわらず国内回帰にはつながっていない。

「いたちごっこ」とは、まさにこのことだ。国土交通省の調査によると、2013年4月時点で全国に16万カ所近くある長さ15メートル以上の道路橋のうち、老朽化に伴う重量制限や通行止めなどの通行規制が行われて...

原子力規制委員会が策定した新たな原子力発電所の規制基準が8日に施行される。複数の電力会社が即日、再稼働を申請する見込み。大多数は東日本大震災で過酷事故を起こした福島第一原発と炉型の異なる加圧水型原子炉...

参議院議員通常選挙が4日公示される。“ねじれ国会”は解消されるのか、選挙後に安倍晋三政権が打ち出す成長戦略の追加策はどこまで踏み込んだ内容になるのか、産業界は関心を寄せる。だが、投資喚起を狙った追加策...

スマートフォン(多機能携帯電話)など携帯用電子機器がインターネットにつながり、サイバー(仮想)空間が広がっている。オーディオ・ビジュアル機器や家電もネットにつながる時代...