今月半ばに開かれた「第1回将棋電王戦」で、世界最強を誇るコンピューター将棋ソフト「ボンクラーズ」と日本将棋連盟の米長邦雄永世棋聖が対局し、7時間の熱戦の末、113手でボンクラーズが勝利した。コンピュー...

東京大学の入学時期のあり方に関する懇談会が中間まとめを公表した。これまで4月だった学部の入学時期を9―10月に変える構想だ。今後、学内の議論やパブリックコメントを経て3月末に最終報告をまとめる。

日本経団連が2012年版「経営労働政策委員会報告」を公表、12年春闘がスタートする。円高とデフレが日本経済を襲う中、東日本大震災からの復興、雇用確保、定期昇給(定昇)が最大の焦点となる...

中小企業金融円滑化法(円滑化法)の再延長が2011年末、金融庁から発表された。円滑化法の延長は二度目で、「今回に限り13年3月末まで」と最後の延長だという。これが中小企業融資の信用保証...

わが国モノづくり産業を取り巻く環境は厳しい。東日本大震災やタイの洪水の影響、空前の円高。さらに、環太平洋連携協定(TPP)をめぐる議論紛糾に伴う自由貿易体制維持への不安や、原発事故に起...

東京電力が企業向けの業務用電力の値上げを決めた。燃料費上昇というやむを得ぬ事情は理解するが、経済への打撃は小さくない。何よりこれが原子力発電所の運転停止に起因する負担であることに危機感を覚える。

重さ50キログラム以下の超小型衛星の開発が進んでいる。低コストで短期間に開発でき、大型衛星に比べるとリスクもケタ違いに小さいことが背景にある。日本の大学などの研究機関や中小企業が一体となって開発しよう...

情報通信技術(ICT)の新潮流として、「ビッグデータ(大量データ)」の活用が脚光を浴びている。ビッグデータとは従来の手法では取り扱うことが難しい巨大で複雑なデータの集ま...

「内需」という言葉が世界でクローズアップされつつある。わが国では東日本大震災の復興需要が期待され、景気回復への起爆剤との期待感が高まる。海外では中国やドイツといった経常収支黒字国が内需拡大を進め、世界...

いろいろなエネルギー資源を賢く使うとともに電力が貨幣のような価値を持つ時代―。スマートグリッド(次世代電力網)の行き着く先はそんな世界がかいま見れる。スマートグリッドが現実となれば電力...

日本チェーンストア協会など流通・サービスの業界団体16団体は現在、政府が議論を進めている「パート労働者への社会保険適用拡大」に対し正式に反対を表明した。チェーンストア協会などが反対の根拠としているよう...

日本の“お家芸”だったはずの発光ダイオード(LED)産業に暗雲が立ちこめている。名実ともに日本発の技術である白色LEDが世界的に需要拡大する半面、LEDパッケージ全体の世界シェアはじり...

日本企業初の多言語総合翻訳サービス会社(MLV)が、今月中旬にも中国・大連に設立される。ポイントは特許など知的財産の翻訳と、IT系マニュアルなどを多言語一斉翻訳する現地化対応(...

九州にある半導体生産拠点の閉鎖、縮小が相次いでいる。東芝が北九州工場(北九州市小倉北区)を含めた半導体の国内3工場閉鎖を2011年末に発表したが、パナソニックも生産を北陸に集約する方針...

新しい年に、今年こそは穏やかな年であってほしいと願う人々で初詣がにぎわった。東日本大震災、原子力発電所の過酷事故を乗り越え、本格的な復興を多くの人々が祈ったことだろう。今年は日本経済を再生し、さらに地...

地中熱は日本中どこでも利用できる再生可能なエネルギーである。東京電力の福島第一原子力発電所の事故後、省エネの重要性が高まっており、国や自治体は地中熱利用を促進するための支援策を拡充し普及を加速すべきだ...

日本経済は、薄日を分厚い暗雲がさえぎる空模様の下で新年を迎えた。薄日は復興需要、分厚い暗雲は欧州債務危機と円高だ。欧州債務問題や為替動向は日本が主体的に関与して改善できるものではない。

2012年が幕を開けた。昨年は東日本大震災と歴史的な円高に見舞われ、成長シナリオの修正を余儀なくされた日本経済。今年こそ「我慢の経済」からの脱却を図りたい。

今年も残すところ3日。振り返ると、頭に浮かぶのは、3月の東日本大震災である。巨大地震と津波により大惨事となった。

東日本大震災のような大規模災害による被害を減らすために、科学界や学会はどうあるべきなのか。そうした趣旨の下、自然災害やインフラに関係する24の学会が結集し、学会の壁を越えて本質的な議論を展開していこう...