東日本大震災の補償問題に関連し、東京電力の経営体制の行方が問われている。国有化などが取りざたされているが、気がかりなのが全国電力10社体制が揺らぐことである。政府内ではこの東電ショックに乗じて、電力再...

政府の総合科学技術会議(議長=菅直人首相)が、2011年度から5年間の国の科学技術の基本方針である「第4期科学技術基本計画」を再検討する。東日本大震災と東京電力福島第一原子力発...

残念ながら福島第一原子力発電所の事故の終息までの道のりは長くて遠い。目下の最大の心配事は、海へ流れ出る放射性物質を含む汚染水が、どれだけ広がって、魚介類などにどれほどの影響を及ぼすかだ。数日前から深刻...

巨大地震と巨大津波、そして津波が引き起こした福島第一原子力発電所の事故は、地震学、原子力工学、土木工学をはじめとするさまざまな科学技術に関わる人々にある種の無力感を与えている。世の人々の科学や工学に対...

東日本を襲った地震により東京電力福島第一原子力発電所は放射性物質が漏れ出す事故を引き起こした。原発は地震など緊急時の安全確保のため原子炉を止める、炉心を冷やす、放射性物質を閉じ込めという三つの機能が備...

政府が震災を受けた補正予算の編成作業に本腰を入れ始めた。復旧・復興のための財政支出をためらってはならないものの、優に10兆円を超すと見られる被害に見合う規模の財源確保は容易でない。不要不急の政策をいま...

東日本大震災を受けて企業の生産活動は全国的に停滞しており、企業マインドに与える影響が懸念される。地震、津波、計画停電のトリプルパンチによる日本経済への衝撃の大きさからみて、企業マインドも収益に比例して...

東日本大震災の影響で深刻な事態が続く東京電力福島第一原子力発電所。原発安全対策三原則といわれる「止める(緊急停止)」、「冷やす(炉心の過熱を抑える)」、「(放射...

東日本大震災により卒業式を中止する大学が東京で相次いでいる。対象学生は残念に違いないが、被災地の大変さと自らの幸せを省みる機会だ。キャンセルとなった宴席の返金分を人生初の寄付にと思案する人もいるだろう...

東日本大震災から2週間以上が過ぎた。復旧は遅々として進まないが、東北新幹線は東京―那須塩原、盛岡―新青森間で運転を再開した。仙台駅などの一部は被害を受けたものの、幸い車両や線路に深刻な被害は発生してい...

東日本大震災の被災地が、一日も早く復旧することを願う半面、懸念される問題がある。モノづくり企業の海外流出だ。これを機に、事業再開の場を国内でなく、海外に求める―。

震災以降、外国為替市場や株式市場で神経質な値動きが続いている。一時の急激な円高や株安は一息ついたものの、依然として予断を許さない状況にある。政府は23日発表した3月の月例経済報告で、金融資本市場の変動...

「ロバスト設計」の概念が製造業で重要性を増している。ロバストとは英語で、訳すると「がんじょうな」といった意味がある。ロバスト設計とは、さまざまな自然環境や顧客の使用条件のもとでも、製品が正しく働く設計...

東日本大震災を受け、首都圏で計画停電が続いている。地域ごとに輪番で一定時間、電気が止まる。国民生活、そして経済活動においても大打撃になる。

11日に東日本を襲った地震は揺れと津波に原子力発電所からの放射性物質漏えいが加わり大災害となった。10日を過ぎた今も原発の安全は確保されておらず、20キロメートル圏内の住民の避難と20キロ―30キロメ...

円相場が16日のニューヨーク外国為替市場で1ドル=76円25銭まで急騰し、約16年ぶりに史上最高値を更新した。円高基調にあった東京市場でも1995年4月19日につけたこれまでの最高値79円75...

11日の巨大地震発生から6日目。依然として福島原子力発電所の容易ならざる事態が続いている。今、最大の心配事は福島第一原発4号機の使用済み核燃料の温度上昇である。

胃の辺りが重苦しい。何ともやりきれない気分にさせられる―。すべての国民が、いや世界中の人々が福島第1原子力発電所の行方を固唾(かたず)をのんで見守っている。

東日本大震災は日がたつにつれて被害の広がりが明らかになってきた。まずは亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、被災された皆さまにお見舞いを申し上げたい。 東北、茨城の太平洋側にある電機、自動車...

テレビが伝える記者会見の様子や施設の映像に固唾(かたず)をのむ。日本はもとより世界中の人々が福島原子力発電所の行方を注視している。この国内原発史上、最大の危機を何としても乗り越えねばな...