社会保障制度改革に向けた政府の検討で、非正規労働者の厚生年金加入が大きな論点になる見通しとなった。菅直人首相は厚生年金保険への加入条件を緩めることで、非正規労働者につきまとう低年金、無年金などの不安を...

原油価格が急騰している。世界の原油基地である中東・北アフリカの民主化運動を背景に、地政学的リスクの高まりが主因とされるが、投機マネーの存在を無視することはできない。世界的な過剰流動性でだぶついたマネー...

太陽光発電協会の調べでは、太陽電池の年間国内出荷量は2005年度まで順調に増えたが、国の補助金打ち切りで06年度以降は低迷した。09年度に補助金が復活し、住宅用太陽光発電の余剰電力買い取り制度が始まっ...

国際会計基準(IFRS)を巡る話題がにぎやかになってきた。関連のセミナー、シンポジウムが連日のように開催され、日本板硝子はIFRS導入に先駆けて適用の際の業績予想を試算し、その数値を公...

少子高齢化時代に突入したわが国において、高齢者の存在感が増している。社会保障制度の抜本改革が迫られ、年金支給年齢の見直しが議論されている。高齢者の負担をどう配分するかという後ろ向きの対処法ばかりが先行...

政府の「第三の開国」に向けた具体的な歩みが、ようやく始まった。環太平洋連携協定(TPP)参加による影響や、政府の現在のスタンスを説明する「開国フォーラム」が2月26日にスタートし、5日...

電力中央研究所はスマートグリッドの要件を(1)太陽光発電などを有効活用(2)安定運用を確保し大規模停電リスク極小に(3)設備維持管理の高度化(4...

政府の2011年度予算案が1日未明に衆院本会議で可決され、参院へ送られた。これで新年度予算の年度内成立が確定したものの、焦点の特例公債法案や税制改正法案といった予算関連法案が年度内に成立する見通しは依...

2010年の新規株式公開(IPO)社数は22社。5、6年前の200社近くと比べると、まさにケタ違いの少なさである。この数字が、わが国ベンチャー企業の今日を端的に表している。

菅内閣が最重要課題として取り組む「社会保障と税の一体改革」―。菅直人首相は外様の与謝野馨氏を経済財政相に据え、社会保障と税の「一体改革」を議論する社会保障改革検討本部「社会保障集中検討会議」メンバー人...

オランダのヘイケ・カメルリング・オンネスが水銀を4ケルビン(ケルビンは絶対温度、0ケルビンはマイナス273度C)に冷やし電気抵抗がゼロになる超電導現象を発見してから今年で100年になる...

菅直人首相の進退をめぐり、政局の混迷が深まってきた。2011年度予算の裏付けとなる関連法案の年度内成立は困難な状況となり、薄日が差してきた景気の腰を折ることにならないかが懸念される。さらに問題なのは、...

東京農工大学と岩手大学は共同学部・共同大学院の制度を活用した獣医師養成の教育を2012年度にスタートする。感染症や食品安全など、社会ニーズの多様化と科学技術の高度化で、小規模な1大学では対応しきれない...

世界金融危機の後遺症から抜け出しつつある世界経済を、一次産品価格の高騰という新たなリスクが襲ってきた。食料高騰を引き金に北アフリカ・中東地域一帯で反政府運動が激化し、地政学リスクが急速に高まる中で、原...

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の若田光一飛行士が日本人初の国際宇宙ステーション(ISS)のコマンダー(船長)を務める。2013年末から半年間、ISSに...

昨年秋、薄型テレビを求める客で全国の家電量販店が異常なほどにぎわったことは、記憶に新しい。家電エコポイントの基準が厳しくなる12月を控え、駆け込み需要が殺到したためだ。その家電エコポイント制度が幕を閉...

上場各社の2010年10―12月期決算はおおむね良好だった。今3月期の決算見通しも大幅増益を予想する企業が少なくない。新興国市場の深耕とコスト削減が高収益の主因となる。

新卒者の就職活動をめぐり、産業界が対応に苦慮している。各経済団体が示す企業の採用活動時期が異なっているためだ。“有名無実化の歴史”と揶揄(やゆ)される就活をめぐるルールづくりだが、見直...

2010年10―12月期の実質国内総生産(GDP)は前期比0・3%減、年率で1・1%減と5四半期ぶりのマイナス成長となり、昨秋以降、景気が踊り場にあったことが確認された...

家庭や工場の電気は発電所から送電系統を経て送られる。系統では変圧器や遮断器などの機器が安定供給を支えている。これらは明治時代から使われている機器だが、近年、環境対応をテーマに技術開発が活発化している。