企画や設計段階から品質を作り込む予測技術が製造業で広がってきた。品質工学やシミュレーション、過去のデータベース(DB)を活用したモノづくりの動きがそれで、自動車や精密機械をはじめ多様な...

平成の開国、最小不幸社会、不条理を正す政治―。菅直人首相は年頭にこの3点を強調した。いずれも喫緊の課題。

国土交通省が建設産業の再生を見据えた当面の基本方針をまとめ、地方を中心とした業界再編などの構造改革を政策主導で推進することになった。業界再生はゼネコンでサラリーマン経験もある馬淵澄夫国交相の肝いり。国...

東芝が半導体のファブレス化/ファブライト化を含む事業モデルの見直しの一環としてシステムLSI事業の再編を決めた。カスタム性の強いロジックLSI事業は韓国サムスン電子などファウンダリーへの生産...

昨年後半からデジタルサイネージ(電子看板)に関するニュースが飛び交っている。業種や規模を問わず、多くのプレーヤーがデジタルサイネージ関連事業に参入して、それぞれユニークな製品・サービス...

政府は国の宇宙政策の基本方針である「宇宙基本計画」の見直し作業に入った。宇宙政策の司令塔である「宇宙開発戦略本部」が専門家・識者らによる専門調査会で議論し、今夏までに結論を出す。宇宙開発を取り巻く環境...

年が明けても地球温暖化の脅威は人類の未来に重くのしかかっている。先月、京都議定書後の国際的な枠組みづくりが先送りされた。国内でも環境税は小幅にとどまり、排出量取引の制度設計は先送りされた。

日本経済は、雲の切れ目から薄日が射す中で新年を迎えた。昨秋には景気の二番底も懸念されたが、海外経済の持ち直しで杞憂(きゆう)に終わり、緩やかな回復が期待できるまでになった。しかし、経済...

21世紀の最初のディケード(10年間)は、地球温暖化のせいなのか世界の気温は上昇傾向をたどった。しかし、わが国の彩りは寒色系で覆われたままだった。1990年代の「失われた10年」が20...

今年も残すところ2日、街には門松が飾られ、新聞やテレビの10大ニュースもひと通り出そろった。どのメディアの10大ニュースにもランクされているのが、宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還と...

28日発表の11月の完全失業率は前月と同じ5・1%で依然、高水準。同日発表の消費支出は対前年同月比0・4%減と2カ月連続のマイナス。わが国経済は厚い雲に覆われたままだ。

外務省は経済外交推進本部の第1回会合をこのほど開いた。“経済外交”を掲げる前原誠司外相の肝いりで立ち上げたものだ。来年初めの外交日程を見ながら経済外交の柱に据える経済連携協定(EPA)...

「新成長戦略」の実質初年度となる2011年度の政府予算案がまとまった。5%の法人実効税率引き下げや中小企業減税の拡充と合わせ、日本経済の持続的・自律的な成長に向けた起爆剤となることが期待される...

政府のエネルギー基本計画は2030年までに二酸化炭素(CO2)排出を90年比30%削減すると見込む。地球温暖化対策とエネルギー自給率向上のため再生可能エネルギーは20年までに1...

「失われた20年」の一因として、情報通信技術(ICT)投資が諸外国に比べ著しく少ないことが指摘される。そんな中、ICT業界はあまり元気がないが、これから大きく伸びるICT関連分野がある...

日本銀行の12月の企業短期経済観測調査で、業況判断が7期ぶりに悪化。先行きの業況判断も大企業、中小企業ともに悪化を予想している。景況感は確実に冷え込んでいる。

政府が閣議決定した新防衛計画大綱と中期防衛力整備計画(2011―15年度)に、初めて防衛装備品をめぐる産業育成の必要性が盛り込まれた。国際共同開発・生産に向けた方策の検討と、防衛生産・...

既存の組織の枠組みに疑問を感じた社会人が向かう、一つの場として大学がある。以前は特殊なケースだったが、立教大学の大学院21世紀社会デザイン研究科の場合、今や国際的に活躍してきたビジネスパーソンも門をた...

社会保障や税金にかかわる個人情報を一つにまとめる「共通番号制度」が動きだした。負担や給付の公平性を担保し、併せて、効率的で、利用者にとって利便性の高い行政運営に役立てる狙いを持つ。数年先の同制度の運用...

企業の景況感は足元の改善傾向に歯止めがかかり、先行きも慎重姿勢が目立つ。景気は踊り場にさしかかってきたようだ。新しい年に向け、景気の腰折れを避けるためには、法人税減税など税制面の措置や成長戦略によって...