菅直人政権が5%の法人実効税率引き下げを決め、国内企業の競争力強化に向けた成長基盤づくりが大きく前進することになった。だが持続的な成長への基盤を固める上では、消費税を含む税制の抜本改革という大...

メキシコで開かれていた気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)が閉幕した。京都議定書の第1約束期間が2012年で終わるため、13年以降の地球温暖化の進行を抑えるための国際的な...

産業界の悲願である法人税の実効税率引き下げ問題が大詰めを迎えている。2011年度の税制改正で減税幅が経済産業省の要望する5%になるかどうか、その実現に何らかの条件がつくのかどうか、予断を許さな...

九州ニュービジネス協議会(九州NBC、松尾新吾会長=九州電力会長)が主催するマッチング事業「ベンチャープラザ二月会(にげつかい)」が、12月で100回目を迎えた...

国内市場が縮小し、多くの企業が海外市場に目を向けるなか、既存工場の縮小や閉鎖が相次いでいる。関西地区では兵庫県西宮市と尼崎市で、アサヒビールと森永製菓の工場閉鎖計画が表面化した。両市の事態は、宅地化と...

日本経団連が、民間版成長戦略「サンライズ・リポート」をまとめた。民主導の景気回復を意図し、具体的な事業モデルを提示している。次なる成長に向け、政府頼みではなく民間が立ち上がろうという前向きな意思表明で...

政府は「食と農林漁業の再生実現会議」の初会合を先月末に開いた。環太平洋連携協定(TPP)など貿易自由化により、打撃を受ける農業の改革を検討し、来年6月に基本方針をまとめる。TPPにはル...

2007年4月、当時の韓国の盧武鉉政権が米国との自由貿易協定(FTA)に合意した時、日本の産業界の半ばは「韓国国内へのポーズで無理に妥結しただけ。米国議会は受け入れないよ」と冷ややかに...

きょう3日で今臨時国会が閉会する。2010年度補正予算が何とか成立したのが唯一の成果。大半の時間が枝葉の話に割かれ、本筋の議論がほとんどなされず、何も決まらない、決められなかった“空転国会”と言わざる...

日本のインターネット事情は、インフラ整備こそ進んでいるが利活用は他の先進国と比べて遅れ気味だ。とくに、主流となり、今後、一層の伸びが見込まれるブロードバンドあるいは超高速ブロードバンドといわれる大容量...

企業ニーズに基づく産学共同研究を通して実践的な博士教育を行う「スーパー連携大学院コンソーシアム」がスタートした。学術の博士人材育成は旧帝大など大規模大学に譲り、産業直結の博士育成に焦点を絞った、地方・...

お歳暮シーズンが始まった。この時期、日本郵政グループの郵便事業会社には全国の百貨店や通販会社から荷物が押し寄せてくる。全国の支店やターミナルには荷物を満載した大型トラックがビールやワイン、高級食品が詰...

29日にメキシコ・カンクンで開幕する気候変動枠組み条約の第16回締結国会議(COP16)は、先進国の足並みが乱れたことなどから京都議定書型の拘束力のある国際枠組みの合意を得ることは絶望...

伊豆河童(かっぱ)、位置ゲー、おいしっくす…。今秋の電子商取引(EC)コンテストで入賞したサイトの商品名や店舗名である。長引く消費不況の一方で、ECビジネスは総じて活況...

世界各国の鉄道、電力、水をはじめとするインフラ整備が、国際ビジネスの大きな関心事になっている。オバマ米大統領をはじめ各国首脳がトップセールスを行うなど、官民挙げての受注争奪戦が繰り広げられている。争奪...

自動車産業に次ぐ柱を育成しよう―。自動車や工作機械、産業機械、電機・電子機器といったモノづくりの集積地として知られる中部地域では近年、この合言葉の実現に向けてさまざまな取り組みが行われている。自動車産...

プラザ合意が引き金となった80年代後半の円高不況、80円を割り込んだ95年の超円高、そして今回。中国を筆頭とした新興国の台頭や、韓国ウォン安によるエレクトロニクス業界の苦戦など、産業界が直面する経済環...

ミュージアムの経営立て直し、マトリックス図表による企業診断の見える化、新人歯科医の教育による歯科医療の質向上、胡蝶蘭(こちょうらん)栽培の生産改善…中小企業診断協会が17日に開いた「中...

政府の行政刷新会議による事業仕分けが18日に終了した。昨年11月の第1弾、今春の第2弾に続く第3弾として10月下旬に特別会計を、そして15―18日の四日間は再仕分け案件を対象に、各事業の必要性、妥当性...

アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は、地域経済統合を進め、最終的にアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)を形成するという方向性を再確認した。日本に残した課題は、...