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足元、相場上伸要因に乏しく当面は現行値圏内を弱基調で推移しそう。

大きな安値は出ないものの高値上伸へのきっかけも見いだせず、当面は現行値圏内をもち合った展開が続きそう。

さらに鉄スクラップ市況の軟化傾向も相場上伸の抵抗要因になっている。

ただ、「建値上伸は外国為替の円安によるところが大きい。... 伸銅品などのメーカーの原料調達は一定水準を保っているものの、スポット(随時契約)購入はほとんど見られず市中の荷動きは盛り上...

さらに軟化を強める鉄スクラップ市況が電炉鋼材品種の相場上伸ムードにブレーキをかけている。

ただ、この間の上伸基調も3月下旬には反転。

当面、上伸へのきっかけは見い出しにくく、現行値圏内でもち合う展開が続きそうだ。

「下請け仕事のため数量の好不調の波が激しい」(軽量形鋼業者)、「市況は上伸するが、荷動きは低下傾向にある」(形鋼業者)など需要は悪化している。

一方で原材料価格の上伸傾向から高炉メーカーが上質スクラップの購入拡大に動くなど、市況を下支えする要因もみられる。

品種によってスピード感は異なるが、強含む輸入材の状況やメーカー追加値上げのアナウンスなどが市況上伸を後押ししている。 ... 「荷動き活発なナマシ鉄線や番線などを中心に安値が切り上が...

普通鋼材品種に比べ出遅れた構造用鋼だが、新年度に入り相場上伸ムードが高まってきた。 ... 指標となる機械構造用炭素鋼(SC材)の市中実勢価格はベースサイズで3月当初...

株式相場/小反発 (2017/4/6 金融)

個別銘柄では任天堂が切り返し、ソフトバンクG、ファナックの値がさ株は上伸。

電炉メーカーは鉄スクラップ価格の上伸を受け製品販価を随時引き上げてきた。... その後はスクラップ上伸を背景に電炉・条鋼品種全般で荷動きが回復し、2月に付けた安値の解消が進んでいる。

さらに素材メーカーの追加値上も想定され、遅れていた市況上伸へ一歩踏み出しそうな場面を迎えている。

ただ、市況上伸スピードの鈍化から2月契約販価を4カ月ぶりに据え置いた。

大阪地区の線材2次製品相場は、値上げ品の入荷に流通の唱えが浸透し上伸基調。

さらにスクラップ相場が海外市況の急騰で上伸傾向を示していることから、再び販価引き上げ意欲を強めている。

今月中にも9万円台への上伸を本格化させたいところ。

さらに、高炉メーカーとトヨタ自動車の来年度上期支給材価格が1万4000円程の高値で決着したことで、「多様な業界との取引でベンチマークになる」(扱い筋)と店売り相場上伸へ大きな後押しにな...

大阪地区のH形鋼相場は荷動きに精彩を欠くも、原材料市況の上伸傾向から強含みに推移している。

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