熱電変換の技術としては、電気を温度差に変換する「ペルチェ効果」を利用したペルチェモジュールが普及している。... 室温からの発電も可能だが、その出力が小さいため大規模な普及には至っていない。 ...

ボイジャー2号への電力供給を担っているのが熱電発電で、40年以上過酷な宇宙空間で発電を続けている。 熱電発電では、特殊な半導体(熱電変換材料)に温度差を与えると起電力...

東京工業大学の菅原聡准教授と塩津勇作大学院生らは、体温で発電可能なマイクロ熱電発電モジュール技術を開発した。... 開発したモジュールは、薄膜熱電材料からなる「ゼーベック素子」によって構成されるマイク...

これは磁性半導体の熱電材料応用という新領域の開拓につながっており、材料中の磁性のスピンが揺らぐことによっても、熱電効果を増強できることを実験的に初めて発見し、大学との共同研究により関連材料を薄膜化する...

高効率な熱電素子の開発につながり、振動や廃熱など身の回りで排出される微小な熱を利用した環境発電技術への応用が期待される。 ... 同様の構造を持つグラニュラー材料を使って素子設計する...

この熱を回収してエネルギー源として再利用する熱電発電技術がいま大きな注目を集めている。 【応用先を開拓】 熱電発電は温度差に応じて材料に生じる熱起電力を利用した発電...

産業技術総合研究所ナノ材料研究部門の向田雅一主任研究員らは、熱を電気に変換する「熱電発電」を利用し、100度C程度の低温熱源に設置するだけで、無線通信に必要な電源となる有機熱電モジュールを開発した。....

機械的な耐久性が高いニッケル合金を使い、熱電発電の基本構成部品「熱電発電モジュール」を作製。... 構成部品となる熱電発電モジュールは、電荷の運搬を正電荷の正孔(ホール)が担う「p型熱...

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、物質・材料研究機構、アイシン精機、茨城大学は21日、鉄とアルミニウム、シリコンといった入手しやすい元素の合金で構成され、温度差を電気に変...

熱電変換・熱制御に応用 【未知の物理現象】 磁気の源である電子の“スピン”。... 我々は10年に導電性のない絶縁体でもスピンゼーベック効果が発生することを発見し、...

【名古屋】豊田工業大学大学院工学研究科の竹内恒博教授と住友電気工業などは、熱電変換性能を大幅に高めた熱電材料を開発した。... センサーなどへの応用が見込めるほか、高性能の温度帯を広げれば熱電発電素子...

大阪大学大学院工学研究科の黒崎健准教授らと日立製作所は、熱を電気に変える熱電変換の性能が、室温で既存材料を上回る新材料「イッテルビウムシリコンゲルマニウム」を開発した。... 排熱を電気エネルギーとし...

ヤンマーは熱を電気に変える熱電発電の高出力化と省スペースを目指し、実用規模となる出力10キロワットを実証する。三菱重工サーマルシステムズは大阪市と共同で地下の熱を2倍たくわえてビル空調に利用できる熱源...

環境省は熱を活用した次世代型蓄エネルギー技術実用化推進事業にKELK(神奈川県平塚市)とエネルギー総合工学研究所(東京都港区)の2者を選んだ。コマツ子会社のKELKは、...

早稲田大学と大阪大学、静岡大学の研究グループは、体温や大気中のわずかな温度差で発電する小型の熱電発電素子を開発した。... 周囲の熱で発電し、外部充電不要となるためIoT(モノのインターネット...

【名古屋】名古屋工業大学の岸直希准教授らは、熱電変換特性と成膜性が高い新規の熱電変換材料を開発した。導電性高分子の「ポリエチレンジオキシチオフェン」と高分子電解質の「ポリスチレンスルホン酸」の混合溶液...

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、AI(人工知能)を使ってガスタービンの異常予兆を検知するサービスを、中国のガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC&...

乾電池や外部電力を使わず、ガスの燃料でファン用の電力を発電し、暖めた空気を送風する。... 同社が開発した熱電変換素子による発電部品「熱電発電モジュール」を搭載。燃焼による加熱で生じた温度差を利用して...

エネルギーハーベスティングでは圧電発電の研究が盛んだ。... リモコンのボタンに圧電素子を組み込めば、ボタンを押すたびに発電して電池レスのリモコンにできる。他にも工業炉などの排熱を電力に変える熱電発電...

熱電発電機(TEG)大手の米GMZエナジーは、米軍向けに1000ワットの高温用TEGの実証試験に成功した。TEGは、排気廃熱を電気エネルギーへ転換する装置。