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このほか、ボール溝の傾き角を従来品比で約半分にして、ボールの滑りを低減し、トルク損失とバックラッシュ(回転方向のがた)を抑えた。

ブレーキには作動時に遊びがないノンバックラッシュ型を採用し、外力が加わっても正確な位置を保持できるようにした。

開発は苦労の連続で、センサーひとつとってもモーターのバックラッシュを減らすための制御などについて多くのノウハウが必要だった。

「モータートルクや摩擦、グリスの影響だけでなくバックラッシュにも配慮した」(同)高精度な動作が特徴だ。

圧入部はAC(交流)サーボモーターとバックラッシュ3分(角度)以下の高精度ギアを使用。

メカニカルプリロードシステムと出力強化ベアリングで往復運動中に歯車のかみ合わせで生じるバックラッシュ(すき間)を除去する。

回転軸にはダイレクトドライブを採用し、バックラッシュの影響をなくした。

一方、糸の出入りを電子制御しバックラッシュ(糸のもつれ)を無くしたリールなど電子部品を活用した先端的製品開発にも力を入れる。

バックラッシュ(歯車のかだ)のないのを特徴としており、各種産業用として月間約2000台販売する。

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