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製紙業界は、新型コロナの影響による洋紙需要の減退に伴い生産・販売数量の減少が20年度上期にも現れる見通し。
新型コロナウイルス感染症拡大で「上期内に余波が来る」(鶴見哲社長)と身構えつつ、生き残りのための施策を打つ。
村田製は車載向け売上高を20年度は前期比15%減と予想するが「下期に上期比21%増」(村田会長兼社長)と早々に回復する見立てだ。
21年3月期は、上期に化学や機械で新型コロナウイルス感染症の影響を織り込み、減収営業減益を予想する。
「(2021年3月期の)上期すら、どう見たらよいか分からない」と語るのは、JFEコンテイナー社長の那須七信さん。
20年3月期に1億トンを割った国内全体の粗鋼生産量を日鉄の橋本英二社長は「上期末までのコロナ収束でも(21年3月期は)8000万トンを下回るだろう」と予測。
上場企業の2020年上期のM&A(合併・買収)件数を予想するクイズを出し、正解者には抽選で空気清浄機やギフトカードなどをプレゼントする。
新型コロナウイルス感染症により上期は世界経済の低迷が続くが、下期は回復軌道に乗る前提で算出した。
同日オンライン会見した菊山英樹取締役は「上期いっぱい、年度いっぱいなどシミュレーションしている」と明かした。
