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日本経済の見通しについては節電対策などにより、身近なところで消費者心理を萎縮させ、休日に外出しても、どことなく自粛ムードが漂っている。
ノート、書籍向けなど生活に密着した用途の多い上質紙などが底堅く「震災による落ち込み幅は予測より小さかった」(扱い筋)ものの、チラシなどに多く使われる微塗工紙などは、消費の自粛ムードが響...
同事務所では、「製造業の早期の生産復旧や過度な消費自粛ムードの解消など、明るい兆しがみられる一方、原材料価格の上昇や為替動向など景気の下振れ要因もある」(内山憲司次長)と指摘。
サービス業は入学式関係のイベントや自粛ムードの緩和があり、改善の兆しが見えた。だが、観光業は風評被害の影響や自粛ムードが残り引き続き厳しい。
同協会では「自粛ムードが和らいできたことや、計画停電の解除で通常の営業体制に戻ったことなどで前月から一転して堅調だった」としている。
同相は今後の日本経済について、東日本大震災の影響は一時的なものにとどまり、サプライチェーンの修復や消費自粛ムードの解消、復興需要の顕在化で強い反発力を見せると指摘した。
県内産業は震災でストップした部材や部品の供給が再開し、自動車関連を中心に回復が進む一方、自粛ムードが続く観光の先行きが「分からない」(同)という。
「デフレで落ち込んでいたデータの取扱量が戻りつつあった」(岡本晋ITホールディングス社長)矢先に、消費者の自粛ムードで取扱量が再び急激に低下したという。
供給面の制約や消費者心理の冷え込み、自粛ムードにより自動車販売や外食などが低調で個人消費の足を引っ張ったことが定量的に示された。
ノート、書籍向けなど生活に密着した用途の多い上質紙は底堅かったものの、チラシなどに多く使われる微塗工紙は、消費の自粛ムードが響き低迷した。
消費者の節約志向と東日本大震災後の自粛ムードの影響で依然として環境は厳しいが「こういう状況だからこそ、魅力的な商品を積極的に提案する時期である」と前向きに取り組む。
本業を取り巻く環境について、トリンプ・インターナショナル・ジャパン(東京都大田区)社長の土居健人さんは「(東日本大震災による)自粛ムードがまだある」と話す。
日本株への投資に弱気な要因として、「企業活動が軌道に戻るには時間が必要」「自粛ムードで消費も減退」「海外からの信用回復に時間がかかる」「海外投資の方がまだ気持ち的に楽」との見方があった。