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現行中計の目標と結果の乖離(かいり)について指摘された木藤俊一執行役員は、最近の海外案件の事例を引き合いに、一定の成果が出ていることをアピールした。

出光は「スチレンモノマーのマージン(利幅)を上方に見直した」(木藤俊一執行役員)ことなどで、同じく85億円から115億円に修正した。

出光も「足元の市況は堅調だが、4―6月の局面が大きくマイナスに効いた」(木藤俊一執行役員)と言うように、石油製品のマージン悪化などで163億円の減益要因が発生した。

出光は石化製品だけ180億円から155億円に引き下げ、石油製品は「油価次第だが、年初の見通し並みには回復できる」(木藤俊一執行役員)として予想を据え置いた。

JXとは対照的に石油製品はマージンが悪化するものの、「アジアで化繊需要が伸び、合成樹脂も回復している」(木藤俊一執行役員)とし、石油化学品では改善を見込む。

だが、「ナフサや液化石油ガスの価格下落でマージンが悪化した」(木藤俊一執行役員)ことなどから、在庫影響を除く営業利益の見通しを1045億円から1020億円に下方修正した。 &#...

【出光興産執行役員・木藤俊一氏/気温差が影響】 今冬の電力不足懸念で灯油の出荷増が見込まれるが、“取らぬ狸の皮算用”は禁物のようだ。

東日本大震災の影響で石油製品の販売数量が減少し、利幅も縮小したが、合理化に加え、在庫評価益が営業利益段階で324億円上乗せされたこともあり、「2年続けての好収益だった」(木藤俊一執行役員...

【出光興産執行役員・木藤俊一氏/ベトナム今月合意】 2度先送りしたベトナムのニソン製油所建設の最終投資決定に注目が集まる。

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