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手狭な横浜市緑区の既存工場の関東向けリネンサプライ機能を数年かけて集約・強化し、同地域で事業を拡大する。
業界で確固たる地位を確立する同社だが、設立から46年たつ本社工場は手狭となり老朽化も進んだ。
「この5年ほどは毎年約20%ずつ売り上げが伸びている」(徳地社長)とし、21年に稼働した新工場はすでに手狭という。
稲見精密の工場が手狭になっていたことから、稲見精密の平面研削加工事業の一部をアイプレッションに移管する形で、稲見精密専務の稲見賢氏が立ち上げた。
操業開始から20年を迎える第5工場は手狭になっており、新工場には第5工場の一部設備を移管するほか、歯切り盤2台などを導入する。
手狭になっていた既存2工場から設備を移設するほか、マシニングセンター(MC)3台と研削盤4台、画像検査装置を新設する。
また、既存受注の拡大と新規受注の獲得のためには新規設備を導入する必要があったが、スペースがなく、手狭な状況が続いていた。
駅構内で使う業務用の電話機や、鉄道運行用の指令電話機に続いて、屋外に設置する大型の通信機器を扱うようになり、従来の工場が手狭になったため新工場を建てた。
ただ建屋が手狭なために、大型機械の並行生産が難しく、部品保管や完成機の仮置きスペースも不足するなどの課題がある。
