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日本製鉄のマザー・ミルの一つとして品質向上を図りつつ、世界をリードする技術開発に取り組むなど総合力を高めている。

目標の世界連結の粗鋼生産能力1億トンの内訳は、国内4000万トン程度、海外6000万トン程度とみて、国内は競争力再構築と商品構成の高度化で「マザーミルとして収益を確保し海外展開を支えていく」とした。&...

経営ひと言/日本鉄鋼連盟・橋本英二会長「マザーミル」 (2020/6/19 素材・医療・ヘルスケア)

「海外展開のためにもマザーミルとして一定規模以上の生産は国内に残す」と鉄の意志をみせる。

「中計で掲げた”設備と人の両面で国内マザーミルを強化“や”海外収益拡大“などのグランドストラテジーは変わらない。

現行の中期経営計画で掲げた「国内マザーミル競争力強化」策の一環で、同中計期間中に決めたコークス炉の老朽更新は鹿島の第1コークス炉、君津製鉄所(千葉県君津市)第4コークス炉に次ぐ3件目。

高炉とコークス炉を改修し、「中国・韓国勢との大競争に向けて、国内のマザーミル(生産設備)の競争力を確保していく」(太田克彦新日鉄住金副社長)方針だ。

引き続き堺工場の圧延ラインの更新にも着手する予定で、平鋼メーカーのパイオニアとして「全国のマザーミルを目指す」考え。

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