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[ 化学・金属・繊維 ]
(2015/11/11 05:00)
日鉄住金物産はインドネシアの線材加工工場で本格生産を始めた。主に自動車部品の軸受に使う鋼線を製造し、日系の鋼球メーカーに供給する。日鉄住金物産にとって海外での線材加工は初めて。自動車の生産台数が想定よりやや低迷してきたこともあり、計画よりやや遅れているが、まずは年内に鋼球ベースで月産300トン体制を目指す。
日鉄住金物産は100%子会社のインドジャパン・ワイヤ・プロダクツ(西ジャワ州カラワン)を2013年10月に設立した。東南アジアで最も自動車産業が集積するタイに近く、将来的には自国マーケットの成長も見込めるとして、インドネシアへの進出を決めた。
14年2月に工場を着工し、15年5月に操業を開始、サンプル出荷を始めた。その後、供給先メーカーの承認を取得し、このほど本格生産へ移行した。筆頭株主である新日鉄住金の技術支援を受け、母材も同社から供給を受ける。年産能力は8000トン。自動車市場...
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(2015/11/11 05:00)
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- 日鉄住金物産がインドネシアで線材加工に乗り出した。自動車部品の軸受け鋼線を製造する。アジア新興国の景況が悪化する中、いかに海外市場を切り開くか。