[ ロボット ]
(2015/12/3 05:00)
世界最大規模のロボット見本市「2015国際ロボット展」(日本ロボット工業会、日刊工業新聞社主催、経済産業省など後援)をはじめとした計7展示会が2日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。ロボット展は2年に一度開催するロボットトレードショーで、今回が21回目。446社・団体が1882小間に出展しており前回の2013年(334社・団体、1266小間)を大きく上回り過去最大規模となった。会期は5日まで。
開会式では日本ロボット工業会の津田純嗣会長(安川電機会長兼社長)が「政府がロボット革命実現を目標に掲げるなど業界全体が盛り上がっている。最新技術や製品を見てもらい、設備投資意欲の増大や市場の拡大につながることを期待する」とあいさつした。
来賓の星野剛士経済産業大臣政務官は「日本は少子高齢化など諸課題の先進国。出展各社のロボット技術によって課題解決が実現できるよう、政府も後押ししていきたい」と祝辞を述べた。
ロボット展の各社ブースには入場開始直後から多くの来場者が詰めかけ、工場内を自律的に動き回る産業用ロボットや人と近い場所で作業するロボット、双腕型ロボットなど最新技術のデモンストレーションへ熱心に見入る様子が見られた。海外からの来場者も多く、どのブースも大勢の人だかりができ、熱気に包まれていた。
入場料は一般1000円(事前登録者無料)。「先端材料技術展SAMPE Japan2015」、「2015部品供給装置展」、「2015洗浄総合展」、「システムコントロールフェア2015」、「計測展TOKYO2015」なども開催されている。
(2015/12/3 05:00)