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[ エレクトロニクス ]
(2015/12/7 05:00)
シャープは地域経済に影響のある企業の再生を支援する官民ファンド、地域経済活性化支援機構(REVIC)と、福山第4工場(広島県福山市)の半導体生産ラインの一部を売却する交渉を始めた。2015年度内にも赤字の液晶駆動用ICなどを社外に切り離し、経営体質改善を進める。REVICは30億円程度を出資し、半導体受託製造企業(ファウンドリー)として独立させ、現工場内で雇用を維持しながら3年後に黒字化する計画を検討している。
【福山第4、受託製造で再生】
福山工場は電子デバイス事業の主力拠点。同事業は14年度売上高4414億円と液晶より事業規模は小さいが、カメラモジュールが堅調で6億円の営業黒字を確保した。赤字の液晶駆動用ICを切り離すことで電子デバイス事業の採算性を向上して、経営再建を前進できる。
REVICは中小企業の事業再生や地域活性化を目的に13年に業務を開始、前身は日本航空など大型の...
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(2015/12/7 05:00)
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- 経営再建に取り組むシャープが液晶用半導体設備の売却を決断した狙いとは。