[ 自動車・輸送機 ]

三菱重工、新興国に新交通システム車両を提案−汎用品使いコスト半減

(2015/12/10 05:00)

三菱重工業は東南アジアなどの都市内輸送に適した低価格新交通システム車両「アーバニスモCFT―400」を開発した。安全性を確保した上で自動車などの量産品で使われる汎用部品を多用したり、内外装の簡素化で、従来よりコストを半分程度に抑えた。鉄道事業者からの要請に応じた先進国向け車両の開発思想を転換。車両メーカー自ら市場性を分析した上で開発した新興国戦略車両として受注活動を展開する。昨年開発した高速タイプと組み合わせて提案。新交通システム市場でのトップ級の地位を固める。

新交通システムは道路上の空間を有効利用するために考案され、世界の都市で運用されている。交差点で周囲の建物に影響せずに方向転換できるほか、ゴムタイヤで走行し、騒音・振動が少ない。電気で動き、環境配慮型の交通インフラとして注目されている。

CFT―400は、自動車に近い発想で開発した自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)。最...

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(2015/12/10 05:00)

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  • 東京臨海部を走る「ゆりかもめ」などで知られる新交通システム。三菱重工は低価格版の新車両を開発し、東南アジアなどで受注活動を始める。

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