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[ 環境・エネルギー ]
(2015/12/12 05:00)
三井物産と三井石油開発(東京都港区、日高光雄社長、03・3502・5786)は11日、ブラジル北部沖合にある深海探鉱鉱区の権益を、2社共同で10%取得したと発表した。同鉱区は資源埋蔵量が豊富な有望地域と目されている。操業主体の英石油・ガス開発会社、BGグループが中心となり、今後4年程度かけて地質調査や試掘井の掘削に取り組み、石油やガスの存在を確認する計画だ。
2社はブラジルの事業に参画するため共同で設立した投資会社を通じ、同国北部沖合のバヘイリーニャス盆地にある深海探鉱鉱区4カ所の権益を10%獲得した。取得額や両社の権益比率の内訳は明らかにしない。ほかにBGグループが65%、タイ石油公社傘下の資源開発会社のPTTEPが25%の権益を持つ。
同鉱区は一般に「フロンティアエリア」と呼ばれる石油・天然ガスの未開発地域が多いブラジルでも有数の資源埋蔵量があると目されている。2013年に同国政府が公開入札を行って鉱区権益を民間に開放し、BGグループが操業主体となった。
(2015/12/12 05:00)