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[ 医療・健康・食品 ]
(2015/12/16 05:00)
武田薬品工業は15日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)技術の臨床応用に向け、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と共同研究を始めたと発表した。がんや神経変性疾患、難治性筋疾患など六つの研究案件を両者計60人体制で進め、案件によっては早ければ3年後の臨床試験開始を見込む。2016年4月には新たな実験設備の準備も整え、100人以上が10案件以上に携わる見通し。
6案件の内訳は、iPS細胞由来の再生免疫細胞を利用したがん免疫療法の開発や、有効な治療法が確立されていない神経変性疾患である筋萎縮性側索硬化症の治療薬創製など。人間の成長・発育に重要とされる神経堤細胞が細胞移植治療に応用できるかどうかを見極める基盤技術開発研究にも取り組む。
同日会見したクリストフ・ウェバー武田薬品社長は「(CiRAとの)このパートナーシップが患者さんに革新的な価値をもたらす」と述べ、協業成功に自信を示した。
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(2015/12/16 05:00)
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