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[ 化学・金属・繊維 ]
(2015/12/25 05:00)
住友化学はスマートフォンの表示装置である中小型有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)パネル向けタッチセンサーパネルの生産を増強する。韓国子会社の生産能力を2016年10月に4割増やす。投資額は約200億円。米アップルが18年から「iPhone(アイフォーン)」に有機ELパネルを採用することで、増産投資に乗り出す韓国電機大手などからの需要増に対応する。
韓国子会社の東友ファインケム(平沢市)に3基目となる生産設備を16年1月に建設、同年10月に完成させる。同子会社は12年5月に有機ELパネル用タッチセンサーパネルの量産を始め、韓国サムスングループを主要顧客に持つ。これまで3回に分け、段階的に増産投資してきた。
住友化学はタッチセンサーパネル用のガラス基板の厚さを0・2ミリメートルと当初の0・5ミリメートルから薄型化し、軽量化に貢献する。また、ガラスではなくフィルムを使うことで折り曲げ可能にしたタッチセンサーやウインドウフィルム、偏光フィルムも開発している。サムスングループは16年にも折り畳めるスマホを発表する見通し。次世代スマホに対応したフレキシブルディスプレー材料の事業化も見込む。
(2015/12/25 05:00)
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