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[ エレクトロニクス ]
(2016/2/1 05:00)
産業革新機構が主導するシャープ再建案づくりが大詰めを迎えている。革新機構幹部が30日にシャープ本社を訪れて支援策を説明した。シャープ側は革新機構の支援策を受け入れる意向。同社や主力取引銀行のみずほ銀行、三菱東京UFJ銀行と詰めの交渉を急ぎ、2月中の合意を目指す。台湾の鴻海精密工業も支援案を示すなど、再建は最終局面に差し掛かっている。
革新機構は29日の意思決定会議でシャープ投資案件の詳細を協議した。関係筋によると「(話は)進んでいるが、まだ作業が残っている」という。シャープが4日に開く決算会見が一つのヤマ場となりそうだ。
再建案の大枠は革新機構がシャープ本体へ3000億円規模出資して株式の過半数を取得。その上で液晶事業を分社化し、革新機構が筆頭株主のジャパンディスプレイと経営統合する計画。主力2行も実質的な債権放棄などで最大3500億円の金融支援を実施する。高橋興三社長ら首脳陣の退任も...
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(2016/2/1 05:00)
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