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[ 地域経済 ]
(2016/3/11 05:00)
【那覇】沖縄リサーチセンター(沖縄県うるま市、禹済泰社長、098・989・0504)は、琉球大学とシークワーサーに含まれる機能性物質の効率的抽出法を開発した。乾燥させた皮からエタノールで抽出、さらにアルカリ剤で沈殿させて有効成分ポリメトキシフラボノイドを90%含む粉末にする。今後、技術移転を進めるほか自社で加工販売する。
抽出した有効成分には肥満や糖尿病、肝機能障害などの改善に効果があるノビレチンを多く含む。今回の抽出技術はかんきつ類全般に応用可能。高純度に抽出でき、農薬成分を含まないという。今年1月には太陽化学(三重県四日市市)と抽出法の使用についてライセンス契約を結んだ。
シークワーサーは沖縄特産のかんきつ類。生産量の9割以上は加工用に消費され、皮など年間1500―2000トンの残りかすが発生しているという。
技術開発では沖縄県の研究開発支援制...
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(2016/3/11 05:00)
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