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[ 機械 ]
(2016/3/22 05:00)
日立造船は韓国SK建設から、シールド掘進機2機を受注した。韓国の鉄道トンネルの建設工事向けで、受注額は数十億円規模とみられる。1号機は出荷済みで、2号機は6月中旬に出荷する。シールド掘進機は日本市場では長期的には縮小が見込まれ、各社とも海外展開を加速している。日立造船は海外生産も視野に入れ、世界首位のドイツ・ヘレンクニヒトを追撃する。
韓国での受注は今回で3件目。受注した2機は、韓国鉄道公社の慶全本線釜田駅と馬山駅間を結ぶ鉄道トンネル工事向け。釜山広域市内から金海市内までの32・7キロメートルのうち、大渚2洞から2路を約4400メートルずつ掘削する。
納入するのは泥土圧タイプの掘進機で、口径は7・89メートル。堺工場(堺市西区)で製作した。泥土圧タイプは、土質条件に幅広い適応性を持ち、長距離や曲線施工なども高い安全性・経済性を持つ。
日立造船はこれまでに、シールド掘進機を米国や中...
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(2016/3/22 05:00)
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- 納入するのは口径7.89メートルの掘進機。韓国の鉄道トンネル工事で使われる。アジアの掘進機需要はまだまだ広がりそうだ。