[ ICT ]
(2016/5/19 05:00)
(ブルームバーグ)米グーグルは18日、シリコンバレーの本社近くで開いた開発者会議で、新たなアプリや端末を披露した。
今回披露された新製品で最も重要なのは、モバイルメッセージアプリの「アロ」。人工知能(AI)を使ってメッセージの質問に回答するデジタルアシスタント機能を搭載する。米 アップルの「フェイスタイム」に対抗する ビデオ通話アプリ「デュオ」も発表した。
アルファベット傘下のグーグルはこのほか、音声での質問に対応できる端末「グーグル・ホーム」も披露。これは米アマゾン・ドット・コムの人気商品「エコー」と競合する。また、仮想現実(VR)の新システム「デイドリーム」 も発表した。米フェイスブックがこの分野では先行している。
フォレスター・リサーチのアナリスト、ジュリー・ アスク氏は「グーグルにはメッセージやソーシャルメディアなど十分カバーできていない分野があるが、これらは携帯端末のユーザーが最も利用するプラットホームとなっている。グーグルはこうした人々を引き込む必要がある」と指摘した。
(2016/5/19 05:00)