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[ 化学・金属・繊維 ]
(2016/5/19 05:00)
(ブルームバーグ)種子開発最大手の米モンサントは、ドイツの製薬会社バイエルが一方的に提示してきた買収案を検討している。バイエルはモンサント買収で世界最大の種子・農業用化学品メーカー誕生を狙う。
時価総額420億ドル(約4兆6240億円)のモンサント(本社セントルイス)は19日の 発表文で、買収提案について財務と法務のアドバイザーらと協議していることを明らかにしたものの、提案内容の詳細は開示しなかった。買収案の提示を確認したバイエルは、両社統合で「世界的な革新性を原動力とするライフサイエンス企業」としての立場を強化すると説明した。バイエルがモンサントへの買収提案を模索していることについては、ブルームバーグが1週間前に初めて報じた。
モンサントの財務アドバイザーはモルガン・スタンレーとデュセラ・パートナーズ、法務アドバイザーはワクテル・リプトン・ローゼン・アンド・カッツがそれぞれ務めている。バイエルは電子メールで配布した発表文で、「交渉を通じた買収を内密に協議するため」モンサント幹部と最近会談したことを認めた。
(2016/5/19 05:00)