- トップ
- 自動車・輸送機ニュース
- 記事詳細
[ 自動車・輸送機 ]
(2016/7/6 05:00)
トヨタ自動車は2016年秋に発売するプラグインハイブリッド車(PHV)の新型「プリウスPHV」にパナソニックの太陽光発電パネルを採用する。新型プリウスPHVは車の屋根(ルーフ)に取り付けた太陽光発電パネルで発電した電力を走行に使うため、効率が高いパナソニック製を採用したとみられる。パナソニックは採用を機に、車載機器事業を拡大する。
住宅屋根用に販売するパナソニック製「HIT太陽電池」180ワット分をガラスに挟んで、ルーフに取り付ける。HITは高温でも発電能力が低下しにくく、ルーフ上でも安定した発電を見込める。
発電した電力は一時的にニッケル水素電池にため、走行用モーターを駆動させるリチウムイオン電池に送る。ハイブリッド車(HV)「プリウス」の旧モデルには他社製パネルを搭載し、発電した電力で車内の換気ファンを動かすオプション仕様があった。太陽光パネルを走行用電力に使うのは初めて。
パナソニックはテレビなどの音響・映像技術を車載機器にも展開する事業改革を進めている。太陽光パネルも自動車用途に広げ、18年度の車載機器事業の売上高目標2兆円(15年度1兆3000億円)を達成する。
(2016/7/6 05:00)