- トップ
- 医療・健康・食品ニュース
- 記事詳細
[ 医療・健康・食品 ]
(2016/7/6 05:00)
(ブルームバーグ)フランスの製薬会社サノフィは米ウォルター・リード陸軍研究所と提携し、不活性化したウイルスを使ったジカ熱ワクチンの開発を目指す。
米国防総省の生物医学研究施設である同研究所はウイルスの精製・不活性化とワクチン製造の技術をサノフィのウイルス部門に提供する。6日の発表資料によれば、サノフィは対人臨床試験の実施や、生産収率の改善、臨床・規制面の戦略立案の責任を負う。
サノフィはジカ熱ワクチン開発に積極的に取り組む唯一の大手製薬会社。同社はウォルター・リードとの提携により、米政府とのより広範な協力関係に道が開かれるだろうと表明した。
同社ワクチン事業部門サノフィパスツールの研究開発担当シニアバイスプレジデント、 ジョン・シバー氏は発表資料で、「われわれはこれを短期と長期の両方の観点から検討し、現在の緊急事態への対応でワクチンをより早期に提供できるよう協力し合う」と述べた。
原題: Sanofi Teams With U.S. Military on Zika Vaccine Development(抜粋)
(2016/7/6 05:00)