[ その他 ]
(2016/7/12 05:00)
■ランキング・ベスト10(7/4~7/8)
1位 キヤノン、一眼レフカメラを増産−世界的なデジカメ供給懸念で、国内3工場フル稼働
2位 トヨタ、PHVにパナソニック製太陽光パネル採用−走行用電力をルーフで発電
3位 三菱自不正/三菱自、水島の生産再開−信頼回復、一歩ずつ
4位 今年度は勝負の年−東芝が事業戦略説明会、半導体で稼ぎインフラ・エネ下支え
5位 医療機器各社、巨大北米市場攻略へ−サービス・販売体制の充実競う
6位 霞が関新キーパーソンに聞く/特許庁長官・小宮義則氏−知財 中国の存在念頭に
7位 三菱自不正の衝撃―変わる調達環境(上)日産主導、募る危機感
8位 富士重、航空機に140億円投資−777X向け部品増産
9位 中国国際ロボット展覧会/日本勢、FAで存在感-高度応用技術アピール
10位 三菱航空機、「MRJ」1―4号機の米での飛行試験実施へ準備着々
■解説「中国国際ロボット展覧会/日本勢、FAで存在感-高度応用技術アピール」
中国のロボット市場が熱い。とりわけ、人件費の高騰を受けて産業用ロボットの需要が急速に高まっている。中には中国国内の1工場だけで従業員11万人のうち6万人をロボットに置き換えたという話さえある。香港サウスチャイナ・モーニング・ポストが5月に報道したもので、鴻海(ホンハイ)精密工業系の江蘇省昆山(クンシャン)の工場がそれ。中国の家電メーカー、美的集団(ミデアグループ)によるドイツのロボット大手、クカの買収も大詰めを迎えているが、もちろん、こうした前途有望な中国ロボット市場でのシェア拡大が買収の背景にはある。
ただ、ロボットメーカーにとってはうれしい半面、急速なロボット化が中国の労働市場に悪い影響を及ぼすのではとの見方も出ている。労働者がロボットに職を奪われ、失業率が上昇しないよう、サービス業など新たな労働力の受け皿を広げていく必要に迫られるかもしれない。
(2016/7/12 05:00)