- トップ
- 科学技術・大学ニュース
- 記事詳細
[ 科学技術・大学 ]
(2016/7/22 05:00)
産業技術総合研究所は、約50年ぶりの改定となる富士山の地質図「富士火山地質図(第2版)」を作成した。10万年の噴火の歴史を表した最高精度の図。噴火の規模と火山灰の影響範囲の精度を高め、今後、発生の可能性がある災害の規模を示している。防災や減災をはじめ、富士山の噴火予測研究への活用が期待できる。
約15年間にわたり、富士山全域の調査研究を行った。採取した試料を用いた年代測定の結果、山頂で最後の爆発的噴火が約2300年前に起こったことなど、過去の噴火をより正確に解明した。また、山頂から山麓まで広域に広がる多数の噴火口を確認した。
山梨県と静岡県は、この地質図を参考に「富士山ハザードマップ」を改訂する検討を始めている。
(2016/7/22 05:00)
関連リンク
科学技術・大学のニュース一覧
- 東大、脳血管の立体画像を簡単作成できるソフト開発−CTデータ使い、作業時間半減(16/07/22)
- スパコン「京」、3期連続1位に−九大・理研など国際チーム、ビッグデータ処理性能で(16/07/22)
- 産総研、富士山の地質図改定−災害予測規模も表示(16/07/22)
- 脳内マリフアナがてんかんを抑制−東大など、遺伝子操作マウスで発見(16/07/22)
- オーロラ解明に糸口−JAXA、プラズマ加速現象を7万km・5時間観測(16/07/22)
- DNAメチル化遺伝子が筋肉の再生を調節−東京医科歯科大などが解明(16/07/22)
- 芝浦工大、特許技術活用アイデアコンペの参加者募集(16/07/22)
- 海洋研究開発機構、東南海地震予測を高度化(16/07/22)
- 東北大学大学院など、高校生向け天文学イベント(16/07/22)
- 東京電機大学、30日にたんぱく質の講演会(16/07/22)
- 経営ひと言/立命館大情報理工学部長・仲谷善雄氏「国際戦略着々」(16/07/22)
- おことわり/「宇宙発イノベーション 進む産業応用」は休みました。(16/07/22)