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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/8/4 05:00)
(ブルームバーグ)電気自動車(EV)メーカー、米 テスラモーターズの4-6月(第2四半期)決算は、アナリスト予想より大幅な赤字となった。ただ同社は今年後半に約5万台を納車できるなどとし、投資家に安心感を与えた。
同社ウェブサイトに3日掲載された投資家向け書簡によると、一部項目を除いたベースの損失は1株当たり1.06ドル。ブルームバーグが集計したアナリスト17人の予想平均は60セントの赤字だった。
イーロン・ マスク最高経営責任者(CEO)は、売上高目標の達成と新型セダン「モデル3」の来年発売に関する見通しを再確認したため投資家の間では安心感が広がった。年後半の納車台数見通しは5万台と、アナリスト3人の予想平均の4万8300台を上回った。2018年に50万台を生産する方針も維持した。
ドウアティのアナリスト、チャーリー・ アンダーソン氏は「重要なのは、テスラが18年に50万台生産する方針を再確認したことだ」と述べ、「1株利益(EPS)がマイナスだった理由は支出の増加だが、研究開発(R&D)関連の支出だ。この会社は引き続き将来に投資している」と指摘した。
テスラはモデル3のエンジニアリングの仕上げに取り組んだものの、4-6月期のキャッシュフロー(現金収支)が改善したとマスクCEOは説明した。キャッシュフローは1億4440万ドル(約146億円)のマイナス。アナリスト予想は3億960万ドルのマイナスだった。
テスラ株は3日の通常取引終了後の時間外取引で225.60ドルと、1%未満の下げ。
原題: Tesla Forecasts Ease Sting as Quarterly Loss Trails Estimate (1)(抜粋)
(2016/8/4 05:00)