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[ ロボット ]
(2016/8/16 05:00)
【浜松】ヤマハ発動機は産業用無人ヘリコプターを世界へ拡販する。米国ではすでに農薬散布の認可を取得して検証実験を開始、2017年に事業化する。タイや豪州でも農業用途を開拓する。これまで無人ヘリは国内で水田などへの農薬散布用が大半を占めた。海外展開の本格化によって、21年12月期に15年度実績の倍増となる売上高100億円を目指す。
米国では米連邦航空局(FAA)からの飛行許可に続き、カリフォルニア州から農薬散布の許可を取得した。さらにワインの一大産地として有名なナパバレーがあるカリフォルニア州ナパ郡に、機体を置けるオフィスを開所。農薬散布作業日にヤマハ発の駐在員が常駐する体制とした。
ナパバレーではこれまで広大なブドウ畑に地上から農薬を散布していた。「傾斜地が多く防御服を着て実施する大変な作業。無人ヘリの導入で生産性は10倍に高まる」(柳弘之社長)と、生産性向上を訴求する。
豪州では放牧...
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(2016/8/16 05:00)
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