[ ICT ]
(2016/8/18 05:00)
(ブルームバーグ)ネットワーク機器メーカー最大手の米 シスコシステムズは17日、従業員の7%に相当する5500人を削減すると発表した。同社はハードウエア主体の事業の売り上げが鈍化する中で、資源を急成長市場に移そうとしている。
同社の発表によれば、8-10月(第1四半期)に始まるリストラ計画でのコスト削減分を全てセキュリティーや接続機器、データセンター製品、クラウドなどの事業に充てる計画。
同社が示した8-10月の一部コストを除く1株利益の予想レンジは58-60セント。アナリスト予想の平均は60セント。売上高見通しは約127億ドル(約1兆2730億円)と、アナリスト予想の平均(125億ドル)を上回った。
5-7月(第4四半期)決算では純利益は28億1000万ドル(1株当たり56セント)と、前年同期の23億2000万ドル(同45セント)から増加した。一部コストを除く1株利益は63セント。市場予想の平均は60セントだった。売上高は2%減少して126億ドルとなり、予想と一致した。
シスコの発表を受け、ニューヨーク市場の時間外取引で同社の株価は一時約1%安となった。通常取引終値は1.3%安の30.72ドル。
原題: Cisco to Cut 5,500 Jobs, Shift Focus to Faster-Growth Areas (1)(抜粋)
(2016/8/18 05:00)